表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移?ふざけるな!  作者: 力なき脳筋
異世界転移?ふざけるな!
58/222

石に込めた意思とチンピラ

『皆さん、手に持ってる石……何か意味が?』


優里奈が口を開き、天音も頷く。

どうやら“石に思いを込めれば形になる”という声を聞いたらしい。


スバルにはその声が聞こえなかったが、念のため石に集中。

──石は変化する。


- 守:巨大な盾

- 優里奈:鞭のような武器

- 天音:小型の傘

- スバル:大剣


『形が……変わったわね』


『想像したモノが具現化する仕組み?』


『この世界……不思議すぎます』


スバルは、手元に現れた大剣を眺める。


(とりあえず……剣の重みは本物だな。

初めて扱うが使えるんだろうか)


そのとき、3人組のチンピラ風の男たちが肩をぶつけてくる。


『うわー折れたわー(棒)』


『これは病院行きだわー(棒)』


『でも金ねーじゃん(棒)』


『どうしてくれようかー』


明らかに絡みに来た態度に、スバルは静かに一歩踏み出す。


「どうやら……面倒なお客さんだな」


守と天音、優里奈が警戒する中、スバルは大剣を構えた。


「俺がやる。責任は俺にある」


守は二人を守るように下がり、スバルが前に立つ。


『一人でやんのか~?』


『熱いねぇ~!』


スバルは一言だけ返す。


「お前ら如き、一人で十分だ」


右手をクイッと突き出し、挑発。

戦闘開始。チンピラの拳が飛ぶ前に、スバルは重みを乗せた大剣で迎え撃った。

足払い、肩当て、剣の柄での打撃――すべてが的確。


『うぐ……』


『な、何だこいつ……』


数十秒後、男たちは崩れた。

スバルは剣を肩に担ぎ、静かに言い放つ。


「これ以上絡むなら、教えてやる。

囲まれた方が効率がいい」


男たちは怯えながら逃げていった。


『スバルさん……ありがとうございました』


『本当に頼もしい方ですね』


『……怪我がなくて良かったです』


少し距離を感じていた3人との関係が、わずかに近づいたような気がした。


新しい世界。謎の街。未知のスキル体系。

スバルは、脳筋帝国の名を背負いながら、この世界での“最適解”を探す旅に踏み出した。


中二くさいのは今始まったことではない

一対三のタイマンとはこのことですな

いつものお願いします


最新 2025/07/17

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ