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異世界転移?ふざけるな!  作者: 力なき脳筋
異世界転移?ふざけるな!
54/222

お試しダンジョン③

キメラ系モンスター「ヌエ」をスカウトし、司は脳筋帝国へと帰還した。


(こいつ……名前、ぬゑって表記だったのか。発音は変わらねぇけど)


ぬゑは、頭と尻尾で繰り出す“連携打撃”が得意な異形。

特に尻尾には猛毒が仕込まれており、一撃で毒状態に持ち込む性能を持っていた。


(やっぱり毒付きか。戦術幅広がるな)


司はぬゑに対し、以下のスキルを継承させた:

- 角ウサギ系:加速スキル(初動&回避強化)

- 化けレオン:擬態+透明化(奇襲対応)

- 妖怪系スキル:分身(標的撹乱+多段追撃)


三階層に存在していた妖怪系モンスターは、

従来よく知られていた妖怪たちから、やや特殊な進化体へと変貌していた。


(よし、あのスライム層はクリアしたし……次は妖怪層だ)


階層に足を踏み入れると、空気が冷える。

妖怪層──それは、見る人によっては“お化け屋敷”と呼ばれてもおかしくないレベルだった。


『……おっ、ろくろ首いるな』


背中に違和感を感じ、振り返ると……。


(なんだ‼)


肩をトントンされていた。

この階層では、背後からの奇襲が常態化していた。

分身・透明化・ワープスキルなどを持つモンスターが多く、

プレイヤー心理を踏みにじる構造。


(奇襲殺法って……一番嫌われる戦法じゃん)


奇襲攻撃は、油断一撃でHPが半分持っていかれる危険な手法。

もし魔法系の必中攻撃が付与されたら、ダンジョン評価が“糞”へ一直線だった。


(いや……今でも鬼畜構成か)


ボス部屋は巨大なふすまの奥。

ぬゑを進化させた“キングモンク”が、鎮座していた。


姿は、サル+ゴリラ+大蛇を掛け合わせたような異形:

- 四肢はゴリラの筋肉量

- 体幹はサルの跳躍力

- 尻尾は毒を纏った蛇

- 魔法属性は風──見えない斬撃を操る系統


(……あの巨体であの速度は反則だろ)


拳による物理制圧、蛇尻尾の毒打撃、

無詠唱の風魔法による位置操作と、連携コンボが成立していた。


だが――弱点は「防御力」。

司は連撃で押し切り、最終的に60回の斬撃で撃破に成功。


(よし、ぬゑも進化させた。次は……化け猫か)


化け猫の居所は――そう、第二層の森エリア。


(元気モリ森、だな……)


次なる進化素材の確保へ、司は新たな階層へと踏み出した。

なんかタイトルとやってることがあってない気がしてきた

いつものおねがいします


最新 2025/07/19

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