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異世界転移?ふざけるな!  作者: 力なき脳筋
異世界転移?ふざけるな!
45/222

お試しダンジョン①

スバルは、自分自身の作り上げたダンジョンへと一歩踏み入れた。

始めたばかりとは思えない猛攻に、思わず眉をひそめる。


(……このダンジョン、結構めんどくせぇな)


最初に彼を迎えたのは、属性持ちのスライムたちだった。

拳という物理型で挑むには厄介な相手だ。


魔法耐性は低くとも、距離を取った攻撃が豊富なこの群れは、

ソロでの攻略を難しくしていた。


スライムAに気を取られれば、背後からスライムBが魔法を放つ。

さらにスライムC、スライムDと複数が入り乱れてくると、

それぞれが違う属性魔法を繰り出すので対処に追われる。


(俺でこれだ。ソロは結構きついんじゃねぇか?)


パーティならば分担できるが、油断すれば一瞬で崩される難易度だ。

第一階層からこの調子――やはりスバルという脳筋設計者は容赦がなかった。


「お、宝箱発見」


苦戦の合間に見つけた宝箱を開けると、

中には《アイアンソード》が収められていた。


(ふむ。宝箱機能、ちゃんと作動してるな)


複数の宝箱を確認するが、10個中2つはミミック。

戦闘を経て勝利すれば、ちゃんと武器がドロップするように設定されていた。


自分が作ったシステムで、自分が苦しみ、それでもきっちり成果が返ってくる。

それは何とも言えない達成感が彼の心に生まれていた


やがて、第一階層の奥へ到達する。


(ここか……ボスエリア)


だが、これまでのダンジョンのような重厚な扉はない。

代わりに、木々が道をつくるように自然と左右に分かれ、静かに誘導してくる。

まるで、森そのものが案内人のようだった。


(……わかりづらいな。看板でも立てとくか)


スバルはそっと小さな札を立てる。

ーーーーーーーーーー

《コノ先ニボスアリ》

ーーーーーーーーーー

プレイヤーの心理を読む設計者として、こうした配慮も忘れない。


こうして彼は、自らの手で生み出したダンジョンにて、

第一階層のボスに挑むことになる――。


それは設計者がプレイヤーに戻る、ひとつの儀式のようだった。


やっぱりごみダンジョンじゃないか

内容もっと考えればよかったな

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最新 2025/07/14

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