攻城戦
「時間のようであるな」
「えぇ、ギルドマスター、挨拶を」
「こうやってみんなの前に立つのは久しぶりだな
よし、じゃあ、脳筋帝国よ!我らが前に立ちふさがりし
邪悪な魔王城を攻め落とすぞ!」
「「「「おー!」」」」
掛け声とともに、スバルを先陣として
脳筋帝国のメンバーは他のギルドメンバーに紛れて
突入していく
(おっ、戦闘音がしたな)
「俺はこっち行ってみるぜ
他のギルドに後れを取るなよ!」
スバルは単騎で走り去ってゆく
「あんちゃんは相変わらずだな」
「ギルマスの指示ですし、しっかりしますか」
「みんな!がんばろう!」
「こちら側にも魔法使いはいるであろう
テリス殿を中心に脳筋帝国でまとまるのが吉であろう」
「ほな、うちらはあっち行こか」
脳筋帝国のメンバーは魔王城の前に陣を取った
「アンチマジックエリア!」
「ビルドアップ!聖盾!みんなの盾!不壊の盾!」
『敵が来たぞ!詠唱短縮スキルを使え!』
『緊急事態!アンチマジックエリア展開されています!』
『チッ、破魔”を使え!』
「破魔って何かな」
「魔王城に備えられている兵器の名前一覧に
結界破壊効果のある惑う兵器があったはずです」
「じゃあ、アンチマジックエリアで
無効化できるんじゃないですか?」
「マイル殿の考えは正しいですが
あれは魔法ではなく、道具扱いですので
アンチマジック戦法は通じないと思った方がよいでしょうね」
「なら、うちはデバッファーにシフトしておくわ」
「あんちゃん一人に負けてられないしな
大地の怒り!地割れ!」
『なっ!地面が!』
魔王軍の先発部隊は脳筋帝国が乱したペースを直せず
勇者軍の手によって半壊したのである
いやはや、スバルの無鉄砲さには
困りますよね
ということでまた次回、サラダバー
最新 2025/09/21




