魔法剣士の魔剣
闘技大会決勝戦、トドロキは
システィ王女の側近ながら、学園に通っている男
学園序列3位、燈刃の騎士"ヴァルゴ"
対するは目の前に立ちふさがる
巨大な壁を砕いて進む男
新入生、拳の王"エアスト"
二つの強大な武人の戦いが
一つの鐘の音の後に始まろうとしている
『決闘開始ぃぃぃ!!』
『まずは、お手並み拝見と行こうかな
来れ、魔剣"アグ=ネレシュ"』
ヴァルゴの足元から炎に包まれた禍々しい剣が出現する
「魔剣か」
『その通り、アグ=ネレシュは我が魔力を十数倍に増幅させる
エアスト君みたいな細い人は骨すら残らないかもね』
《魔剣より、強大な魔力反応アリ
距離をとることを推奨します》
(アイから言ってくるんならそうしようか)
トドロキはすぐさま距離をとった
結果的にその判断は正しかった
一瞬のうちに闘技場は
火の海へと変貌したのである
ヴァルゴは剣を軽く振るった
…そう、振るっただけなのだ
「おいおい、こりゃあなんの冗談だか」
『どうだい?僕の魔剣の力は』
「そうだな…さすがにこの炎は熱そうだ」
『やけどしないうちに棄権したらどうだい?』
「何の話だろうな
俺の辞書に棄権も諦めも載ってないんだよ」
『では、地獄の炎で燃やしてあげるとしよう』
互いに牽制し合うのではなく、
一方的に戦場をコントロールされたトドロキ
彼はこの窮地をひそかに楽しむのであった
ちょっと待たせ過ぎたのもあるし
闘技大会編そろそろ終わらせたいですな
ということでまた次回
サラダバー




