新たな目標
アナザーワールドオンラインの世界と、
新たに転生した現実が繋がりを持ち始めた。
そして今、トドロキの肩には人狼種という文字通り厄介事が乗っている。
(やれやれ、1週間後には《闘技大会》があるってのに。
10何年かやってなかったギルマスとしての仕事と、
今俺の上で寝てる犬の世話をする必要がある……と)
「めんどくせぇー!」
『どうしたトドロキ、急に大声を出して』
「すまない、日頃の不満が溜まってな」
『トドロキ……やっぱり不運体質?』
「かもしれないな。やらなければいけないことを
確認してみるとするか。《記憶書庫》目的検索」
━━━━━━━━━━━━━━━
・闘技大会に出場する 0/1
・伝説の武器の解放 0/1
・人狼種の呪いを解く 0/1
・記憶書庫のレベルをあげる 0/1
・2者の魂の回廊を繋げる 0/1
・齢20まで生き残る 10/20
・クラスメイトの平均レベルを100にする 23.4/100
・《素手喧嘩》の真化 0/1
━━━━━━━━━━━━━━━
(なんだこの数は……一つ一つは大したことないだろうが、
この量は面倒だな。特にクラスメイトだ。平均100ってことは、
全員が最大まで育ってるってことだもんな)
『トドロキ、なんか険しい顔してるぞ』
「あぁ、顔に出てたか。なに、少し厄介事が増えただけだ」
『体を壊さないようにね』
「あぁ、気遣い感謝する」
トドロキは、肩に乗る狼の重みと、
記憶書庫に並ぶ未達成の目的を見つめながら、
自分の不運体質を少しだけ、ほんの少しだけ憎むのであった。
(……まぁ、やるしかねぇんだけどな)
久々すぎて少し自身のシナリオ読んできたぜ()
ようやく時間が出来たので今後またやってきます
ということでまた次回。サラダバー
最新 2025/09/04




