怒れる狂戦士とクラスメイト
『世界の記録』
男がそう唱えると、光の画面が浮かび上がる。
そこに映っていたのは——
『俺の戦闘スタイルは口外していないぜ!《怒れる狂戦士》!!』
トドロキが前のめりに倒れた瞬間から始まる、凄絶な記録。
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『おいおぉい、どぉしたんだぁ?俺まだなんもしてねぇぞ?』
その言葉に反応するように、トドロキが立ち上がる。
『グァァァァ!!』
理性の欠片もない。
咆哮は獣のそれ。
目は血に染まり、拳は破壊を求めていた。
『ひっ、な、なんなんだよ!』
『ガァァ!』
トドロキの拳がマルフィンに向かって振り下ろされる。
策略も技術もない。
ただ、純粋な“力”だけがそこにあった。
『そんな攻撃当たるかよ!っ!?』
マルフィンは華麗に避けた——が、
闘技場の床が窪み、体勢を崩す。
『こ、降参!降参!』
『しょ、勝者!エアスト=トドロキ!』
勝負はついた。
だが、トドロキの怒りは止まらない。
『グルルル…』
『エアスト君?勝負はついたのですよ?』
『ガァ!』
審判に飛びかかるトドロキ。
その瞬間——
『《城壁》!』
巨大な壁が審判の前に出現。
2年生の生徒が前に立つ。
『審判さん、大丈夫ですか?』
『君は確か…2年の?』
『そうです。ここは私たちに任せて、審判さんは引いてください』
『本来なら生徒に任せるのはダメだろうが……私は教師ではないから逃げる』
『グラァ!ウガァァ!』
『城壁がそろそろ壊れるよ』
『了解!《砂塵の盾》!』
砂が集まり、トドロキを包む。
『グゥウ』
『どうにか拘束出来れば…』
『私がやる!5分耐えて!』
『わかった!僕に任せて!』
双剣士が前に立つ。
『君、スバルだよね?』
『グルルルル』
『スバル君の名前を知っているってことは…』
『理沙ちゃんなの?』
『そうだよ!久しぶりだね。皆、っておっとあぶない!
スバル!感動の再会シーンは邪魔しちゃいけないんだよ!』
『…なんか理沙ちゃん大きくなった?』
『え?身長?前と変わってないと思うけど…』
『いや…あの…うーん…』
『まぁいいや、5分だね?スバルの動きならある程度
僕は知ってるから皆は下がってて!』
『気をつけてね!』
『ググゥゥウ』
『じゃあ、やろうか。《挑発》《加速》《スラストナイフ》!』
理沙を名乗る女が舞うように戦う。
そして——翼が叫ぶ
『理沙ちゃん!そろそろ良いよ!』
『おっけー、《神速》…いまだよ!』
『うん!《氷の矢》《氷の鎖》!』
氷の矢が刺さり、鎖へと変化。
トドロキを巻き付ける。
『理よ我が命ずる。彼の者の動きを止め、拘束せよ。《凍てつく大地》』
冷気が漏れ、瞬く間に氷漬けとなる。
『ガァァ!ヴヴヴヴ!』
『これでしばらくは動けないよ』
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「なるほど、こんなことになっていたのか」
『あぁ』
『まぁこれで3Bの全員が揃ったな』
「ん?なんだって?」
『ここにいるヤツらはみんな元3Bの連中だぞ』
「なん…だって…」(クラスメイト全員この学校にいたのかよ)
『まぁまたよろしくな、守春』
「なんで俺が守春だとわかった?」
『そりゃあ守春以外が揃ってるからな』
「そっちの方が驚きなんだが……まぁいい。こっちじゃエアスト=トドロキだ」
『トドロキか、かっけぇじゃんか。よろしくな』
トドロキは目的「元クラスメイトを探し出す」をクリアした。
(ん?記憶書庫が光ってる)
━━━目的達成:5/5━━━━━
職業鑑定:CLEAR
能力鑑定:CLEAR
従魔契約:CLEAR
模擬戦で勝利する:CLEAR
元クラスメイトを探す:CLEAR
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(今度はウィンドウが出てきやがった)
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チュートリアルが完了しました
目的地を設定します
目標が初期化されます
目標が更新されます
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(なんだったんだろうか……まぁいい)
「模擬戦で勝ったんだ!文句はねぇよなぁ!」
トドロキは、学校全体にその力と存在を、確かに刻みつけたのであった。
システムさんにはお世話になります
ん?システムさんって誰だろう?
ということで(?)また次回
サラダバー!
最新 2025/08/31




