表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移?ふざけるな!  作者: 力なき脳筋
異世界転生?ふざけんな!
184/222

世界の記録

《怒れる狂戦士アングリーサーカー》の効果時間が切れ、

トドロキの意識がゆっくりと戻ってくる。


(……ん?何があった……っ……痛ってえな。そういや、

あれか。俺が死ぬ前に使ったスキルか。

そんときに比べれば痛みはマシだが……って、なんか氷漬けされてんだが)


氷の檻の中、トドロキは身動きできずにいた。


『終わったかな?』


『そうみたいだね。翼ちゃんの《凍てつく大地》すごいね』


『うむ』


『あ、ありがとう。あっ、トドロキくんだっけ?今スキル解除するね』


氷が砕け、冷気が霧散する。


「あぁ、すまない。それと……ここ数分の事の顛末、教えてもらっていいか」


『じゃあ、僕から。僕の名前はシルビア=ミフィ。……またの名を毒島』


「ん?毒島だって?……いや、なんでもない。続けてくれ」


『わかった。まぁ口で説明するより、

これを見てもらった方が早いかな。《世界の記録ワールドヒストリー》』


シルビアがそう唱えると、トドロキの目の前に一枚の光の画面が浮かび上がる。

そこには——

・模擬戦開始からの時系列

・《怒れる狂戦士》発動の瞬間

・アバランの恐怖に満ちた表情

・転生者たちの緊急介入

・翼の魔法による凍結

・トドロキの暴走を止めるために動いた27人の影

すべてが、記録されていた。

(……俺、こんなに暴れてたのか。アバランの顔、

引きつりすぎだろ。……それに、あいつら……)


画面の端に映る、懐かしい雰囲気を纏う者たち。


かつて同じ教室にいた者たち。

今、同じ世界に立っている者たち。


(……毒島、翼、加藤、信介……まさか、こんな形で再会するとはな)


トドロキは、記録を見つめながら、胸の奥に微かな熱を感じていた。

それは怒りの残滓ではない。

再び繋がった“縁”の温度だった。

すぐ投稿したいけど

部活の疲れヤバすぎ

ということでまた次回

サラダバー


最新 2025/08/31

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ