ルームメイト
面倒事に首を突っ込み、
王女から闘技大会への招待まで受けたトドロキ。
ようやくルシフス学園寮へと戻ってきた。
(どっと疲れた……王女には目をつけられるし、
ゴロツキどもに顔を覚えられるし。
いや、俺が悪いのか?それにしてもなんて日だ)
部屋番号は1130。つまり11階。
(生徒何人いんだよ……エレベーターもないし、
テレポーターがなかったら死んでたな)
テレポーターで11階に到着し、1130号室の前に立つ。
(4人部屋って聞いてるし、
俺以外に3人いるんだもんな……よし、クヨクヨしてても始まらねぇ)
扉を開ける。
「……誰もいねぇじゃねえか!緊張して損したわー!」
『居るよー』
不意にかけられた声に反応するが、姿が見えない。
「どこにいるってんだ」
『目の前にいるじゃん』
「ん?……空気が歪んでる……まさか透明化してるってのか」
『おぉ、せいかーい!君が初めてだね、1発で当てたのは』
声の主が姿を現す。
『僕は《氷の太陽》ドレイク=サマナ。Eランク冒険者だよ』
(ティナノと同じく冒険者カード持ちか)
「俺はエアスト=トドロキ。ただの学生だ」
『よろしくね!トドロキ君!』
(トドロキ君……なんか聞いたことあるな?気のせいか)
「よろしく頼む」
『そろそろ他の2人も帰ってくるはずなんだけどなぁ』
「サマナは知ってるのか?他の2人を」
『トドロキ君も知ってると思うよ?
ひとりがサリバン、もうひとりがカザヤマ』
「へぇ……」
(記憶書庫が正しければ、サリバンがティナノで
カザヤマがメイプルか。……あいつら女の子じゃなかったっけ?)
「そういえば、男女別の寮じゃなかったのか?」
『聞いてないの?今年は女の子が多かったから、
安全そうな男の子と相部屋になるんだよ?』
「なんだそれ」
(つか、俺が安全そうなのかよ。
ここの管理職と他の生徒どんだけ狂ってんだよ)
「まぁいい、全員揃ったら改めて自己紹介しよう」
『さんせーい!』
トドロキとサマナは、ルームメイトが揃うのを待つのであった。
どっかの漫画で女子校が共学校になる
恋愛漫画的なのあった気がする
ということでまた次回
サラダバー
最新 2025/08/25




