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異世界転移?ふざけるな!  作者: 力なき脳筋
異世界転生?ふざけんな!
166/222

穢された神器

第1魔法室に集まったカラミティクラスの生徒たち。

教皇の厳かな声が響く。


「全員そろったな?それではこれより職業鑑定の儀を始める」


トドロキはステータスウィンドウを開く。

そこには、異常な数値とスキルが並んでいた。


エアスト=トドロキ

レベル:10(内部成長値:41)

職業:鍛冶師(脳筋)

HP:50(実質値2840)

MP:100(実質値178)

攻撃力:30(実質値1420)

防御力:30(実質値3960)

素早さ:40(実質値533)

賢さ:30(実質値178)


スキル一覧:

戦闘系


スラッシュ、投擲、狂戦士、カウンター、絶対防御、ヘイトアップ、近接格闘Ⅷ、片手剣使いⅥ、弓使いⅤ、暗殺者Ⅱ、罠使いⅢ、攻撃誘導Ⅰ、明鏡止水Ⅲ、挑発、仁王立ちの構え、跳躍、飛翔、痛覚無効、精神苦痛耐性Ⅰ


魔法・特殊系

メテオストライク、永続回復、リジェネ、テイム、感覚共有、パワーシェア、ガードシェア、RPGプレイヤー、キャラクターチェンジⅠ、絶対記憶Ⅰ、言語翻訳、熱変動無効


補助・探索系

気配察知、遠視、植物改造Ⅰ、植物鑑定Ⅰ、クリーン


生活・職能系

料理Ⅸ、調理師、調理人ツクルモノ、品質向上、レジェンドハンター、狩人Ⅲ


称号

死を乗り越えし者

神に歯向かいし者

転生者(NEW)


(あれ?称号が増えてる……転生者?…勝手に人の心を読むなよ)


ステータスを管理する“何か”に文句を言いながら、トドロキは呼ばれる。


「次!トドロキ=エアスト!」


祭壇には、聖なる雰囲気をまとった教皇が立っていた。


「祈りを始めなさい」


(祈りってどうやるんだ?……記憶検索……おっ、これか)


トドロキが祈りを始めると、教皇と信者たちも唱和する。


「天に在す我等が神よ。この者の罪を浄化し、

新たなる職を与え給え。神聖魔法ジャッジメント


(チョピョー……な、なんだこの感じは)


体から何かが抜けるような感覚。

そして、目の前に現れたのは——魔王の大剣のような禍々しいハンマー。


「こ、これは……!」


「教皇様?どうされたのですか?」


「この者の神器は……邪神の爪楊枝のような外見ですが……?」


(邪神の爪楊枝?そんなもん知らんぞ)


「トドロキさん、失礼ですが【邪神の爪楊枝】に聞き覚えは?」


「ないです」


「では【神格】という言葉は?」


「現世に降臨した神っていう認識で良ければ知ってる」


「わかりました……教会に確認してみます。

それは一旦置いておいて、鑑定結果をお伝えします」


職業:鍛冶師

神器:テラハンマー(邪)/成長型


(邪ってのは魔王の大剣と合成されたからだろうな。見るからに禍々しいし)


「邪というのは、本来の姿と異なる神器に付ける接頭語です。

邪神様から名を借りているだけで、扱いに変化はありません」


「なるほど、ありがとうございました」


トドロキは祭壇を下りる。


「トドロキよ、なんの職業だった?」


「ティナノか。俺は鍛冶師だってさ」


「ほう、鍛冶師……ん?鍛冶師だって?」


「おん、鍛冶師」


「なら特殊職業ユニークだと思うから、マサカル先生に報告しとくといい」


「で?先生はどこにいる?」


「……トドロキの後ろだぞ」


「わぁびっくり」


「コホン、特殊職業だと聞いて来た。トドロキがその特殊職業か?」


「らしいな。鍛冶師だってよ」


「鍛冶師か……少し待ってろよ」


マサカルは分厚い本を取り出す。


「職業大図鑑にないか……大盾使い、斧士、火炎魔術師、

加工師、刀剣士……鍛冶師は載っていない。確かに特殊職業のようだな」


「じゃあ、今まで鍛冶師になった者はいないってことか」


「うむ。だが刀鍛冶や防具鍛冶といった特定の鍛冶師は複数ある。

それらと似たようなものだろう」


(鍛冶師……器用貧乏にならないように気をつけないとな)


「気を落とすことはないぞ。特殊職業ってのは勇者や魔王を始め、

フラワーフレンズ、バレンタイン、ムキムキニンなど、

伝説を残した職業は特殊職業が多いんだ」


(随分と個性的な職業だな)


「へぇ、まあいい。次行こう」


「あぁ、そうするか」


トドロキとティナノは、次なる儀式——能力鑑定のため、魔術研究室へと向かうのであった。

前話と今話を繋げて投稿したら

どうなっていたのだろうか

ということでまた次回

サラダバー!


最新 2025/08/24

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