読書
魔族の赤子として生まれたトドロキ。
だが、そのうちに宿る精神は、
かつてAWOの世界で死を迎えた守春そのものだった。
彼は“キャラクターチェンジ”と“言語翻訳”のスキルを駆使し、
この世界の歴史を読み解いていた。
魔王のあり方ーー
七種の魔王ーー
異能の発現ーー
聖魔大決戦ーー
三聖勇者物語ーー
それらは、ただの神話ではなかった。
この世界の根幹を成す“力の系譜”であり、
トドロキ自身がその渦中にいる可能性を示していた。
角のある肌。
魔族の両親。
そして、魔王制度に関する資料が家にあるという事実。
そのとき、シッターが現れる。
柔らかな笑みを浮かべながら、シッターはトドロキに声をかける
「こんにちはー…あらあらトドロキさん、おひとりなのかしら?
トドロキさんは賢いわね〜、もう本を読めるのね〜」
シッターはただの世話係かもしれない。
だが、トドロキの目には“監視者”の可能性も浮かぶ。
彼はまだ幼い。
だが、精神は成熟している。
この世界の構造を理解し、
自らの立ち位置を見極めようとしていた。
魔王の座は空席。
七種の魔王は後継者を探している。
異能を持つ者は一目置かれる。
そしてトドロキは、すでに“異能”を持っていた。
キャラクターチェンジ。並列思考。言語翻訳。痛覚無効。
それらは、魔族の中でも異質な力だった。
歩き始めたばかりの赤子、
だがその瞳には、魔王の系譜を継ぐ者の光が、確かに宿っていた
1歳が本を読む光景…
何となくシュールな気が()
ということでまた時間
サラダバー!
2025/3/22 最新編集
最新 2025/08/24




