残酷な宣告
ラト、ワト、サドを放置育成していたスバルは、
理沙に呼ばれ、クラスメイトたちのために用意した家へと向かった。
「……これは……なんだ」
「それが…帰ってきたらこうなってたの」
そこには、青嵐や飯田など、八割近くの男子が横になっていた。
その姿は、まるで魂を抜かれたかのように静かだった。
「さっきのメッセージの後聞いたんだけど、
女子たちは誘拐されたんだって。それと……何人かは……」
理沙は涙を流していた。
「……そうか」
スバルは寝たきりになった者たちから目を逸らした。
(……クソが。守れなかった)
スバルは誘拐された女子たちの居場所を探るため、
ポータルの機能を使い、彼女たちの様子を確認した。
そこに映し出されたのは、1台のカメラと仮面を被った人間がいる部屋だった。
「なんだこれは……」
『スバル、こいつを見てみろ』
木田がスバルに見せたのは、
【英雄の集いし場所】という名で配信されている動画だった。
コメント欄には、いかがわしい言葉が並んでいた。
(チッ……ふざけてんじゃねえぞ……)
ポータルの機能でカメラの奥を覗くと、
スバルが何度も見たことのある――英雄の育成所の子供たちがいた。
(あのガキ共……ただじゃおかねぇ……)
「……少し出る」
「スバル……っ!?」
スバルからは、何かが溢れ出していた。
狂戦士の時とは違う純粋たる怒り
理沙でさえ初めて感じる、スバルの怒り。
「ポータルフレンド:加藤 陽菜」
【転送が阻害されたため
転送可能な箇所へと転移しました】
スバルが転移したのは――
隠蔽された工場の跡地のような場所だった。
錆びた鉄骨、砕けたガラス、
空気は重く、冷たく、何かが“始まる”気配に満ちていた。
(……ここが、奴らの巣か)
スバルの瞳は、静かに燃えていた。
ちょっと雑な気がするぜ
もっと中身増やさんとな……
ということでサラダバー!
最新 2025/08/24




