育成①
いやはや、油断してましたわ
わしはコロナに負けた敗北者だぜ
新しい仲間となるキャラクリエイトを徹夜で行ったスバル。
クラスメイトたちが徐々に起床する中、
家事役として設計した2人――アトラとパトラを連れて調理場へ向かっていた。
「さて、アトラとパトラには家事系のスキルと、
自衛できるくらいの戦闘スキルを身につけてもらう」
『『承知致しましたマイマスター』』
「ふむ…名前で呼んだ方がいいかもな」
『『スバル様』』
(こりゃあ、骨が折れそうだな)
スバルは2人を別々に育成していった。
それは個性を出させるためでもある。
━━━━━━━━━━━━━━━
スバルはそれから、大量の時間をかけて、
2人の言語能力、性格、スキルを定めていった。
━━━━━━━━━━━━━━━
(料理Ⅳに分身のスキルがあって助かったな。
あれがなかったら倍の時間かかってた。
育成用スキルも結構買っちまったし、出費と労力がやばいな…
まぁ、人手とスキルが増えたと思えば儲けもんか)
スバルは基本的な戦闘スキルに加え、
パワーシェア、ガードシェア、感覚共有など、効果が高く値も張るスキルを導入。
さらに、上位スキルの基盤となる○○使い系も購入したため、
所持金は7割減っていた。
『スバル様?どうかされましたか?』
「いや、なんでもない。ありがとなアトラ」
(やれやれ、後は自己学習でいいか)
『少し小腹がすきました』
『後でどこか行きますか』
『えぇ、後で行きましょう』
「じゃあ、これからよろしく頼むぞ」
『承知しました、スバル様』
『承知致しましたスバル様』
スバルは頷き、アトラとパトラの育成を終えた。
━━━━━━━━━━━━━━━
(ふぅー、流石に疲れたなぁ。3日くらいかかったな)
正確には5日と3時間である。
━━━━━━━━━━━━━━━
スバルはパワーシェアとガードシェアを駆使し、魔物の倒し方、対人戦の対応、交渉術、その他もろもろを教えていくうちに、Lvは41にまで上がっていた。
(料理のスキルもめっちゃ進化したし、遠視とか陣地取りとかなら有効な手になるしな)
━━━━━━━━━━━━━━━
スバル Lv41
HP:2320 MP:145
攻撃力:1160 守備力:3190
素早さ:435 賢さ:145
スキル一覧
クリーン/スラッシュ/気配察知/毒使いⅠ/獣化
絶対防御/ヘイトアップ/投擲/狂戦士/カウンター
持続回復/テイム/メテオストライク/痛覚無効
料理Ⅸ/ゲテモノハンター/ゲテモノ調理人/品質向上/調理師
ハンター/暗殺者Ⅱ/近接格闘Ⅲ/片手剣使いⅡ/リジェネ
狩人/遠視/弓使いⅡ/罠使いⅢ
パワーシェア/ガードシェア/感覚共有
━━━━━━━━━━━━━━━
(うわ…数多いな…確かに育成中、段々楽になっていったわけだわ)
スバルは近接格闘、パワーシェア、ガードシェア、
感覚共有、遠視のスキルを購入していたが、
アトラとパトラに職業に関係なく装備可能な武器を使って教えていたら、
いつの間にかスキルを取得していた。
アトラの弓士スキル、パトラの剣士スキルは、
それぞれ弓使い・片手剣使いの派生スキルである。
(まぁ使える手が増えた…訳では無いか。結局弓と片手剣は装備できないし)
スバルが使える武器は、
自身の拳、小手、グローブ、特例武器の魔王の大剣、
従魔ハルコンが変化した盾くらい。
片手剣と大剣は別の武器である。
(あれ?俺、大剣片手で使ってるけど…これって片手剣じゃね?)
哲学的な視点からスキルを試したが、発動することはなかった。
(まぁ、そうか。発動したらしたで、なんかバグ技みたいになるし良かったわ)
本職の血が騒ぎ、バグ技に対する嫌悪感が喚くのであった。
最近ツリ目系の人が出る作品読み(見)漁ってる脳筋です
目つき悪いとか関係なくかっこいいなぁってね
ということでまた次回!
ほな、最後にひとつ
”コロナはそばにおる”
サラダバー!
最新 2025/08/24




