スキル確認
宴に出すための調理を重ねるうちに、
スバルは多数のスキルを獲得していた。
現在は脳筋帝国に備えられた闘技場へと足を運び、
そのスキルの効果を一人静かに検証していた。
(さてさて、この使えるのか分からないスキルの効果っと…)
―――――――――――――――――
料理Ⅳ
中級料理レシピ、分身体、解体、保存、冷却、加熱
品質向上
採集・生成時に対象アイテムの品質が一段階上がる
ゲテモノ調理人
食用以外の素材での調理時、品質が向上する
ゲテモノハンター
モンスターへのダメージアップ(小)
モンスターからのダメージダウン(極小)
毒使いⅠ
毒無効、麻痺毒、弱毒
毒霧、致死毒の沼
調理師
クリエイトファイア/クリエイトアイス/クリエイトウォーター/サモン:調理器具
―――――――――――――――――
(ふむふむ…試してみるか)
「分身体!」
スバルの手から黒い霧があふれ、一か所に集まりだす。
それは人型を形成し、外見はスバルそっくりだった。
(ふむ…オートマチックモードと指示モードか。
面倒だし基本的にオートモードになるか…)
毒使いⅠのスキルを分身体に使ってみたが、
パッシブスキル「毒無効」の影響か、分身体はダメージを受けなかった。
(うーむ…これは実戦でやってみるしかねぇな。
わざわざ魔物狩りに行くほど勤勉じゃねぇしな)
「クリエイトファイア」
スバルが手を出し唱えると、
ポッという音と共にチャカフレア時の炎が出た。
それは二十秒ほどで消えた。
「クリエイトウォーター」
手から水が現れ、一リットルほど出たら止まった。
「クリエイトアイス」
目の前に両手でようやく持てる大きさの氷が出現した。
(クリエイト系は戦闘では使えないな…チャカフレアみたいに飛ばせないし)
統合深化したことで性能が変わってしまったスキルの代表格が、
クリエイト系統の魔法。戦闘用ではなく、生活支援型に変化していた。
(統合スキルは毎回確認だな。品質向上とかは名前の通りっぽいし。
今回の確認はこれくらいでいいか)
スバルは闘技場を後にし、脳筋帝国のギルドハウスへと戻っていった。
そして、ギルメンがログアウトした後―
酔いつぶれたクラスメイトたちを、それぞれの部屋に運んだのは、また別のお話である。
そろそろ大規模イベント編いこうかな
いや、まずは投稿頻度上げることか...
ということでまた次回
サラダバー!
最新 2025/08/24




