力の差Ⅲ 油断の隙
久しぶりの投稿でっせ
読者の皆様、お久しぶりです
木田に決闘を申し込まれたスバル。
二人は今、コロシアムの準備室のような場所で、
それぞれが静かに戦いの支度を整えていた。
(さて、流石にHPゼロはまずいよな…どうするか…)
その時、背後から声がかかった。
『スバル君』
「ん?どうしたんだ?飴村君」
『さっき壁の奥から聞こえたんだけどさ、木田君がね、
闇落ちした主人公みたいなことを
言ってたから気を付けたほうがいいかもしれない』
「あぁ、そういうことね…まぁ、決闘の申し込みを
断るわけにもいかねぇし、売られた喧嘩は買う主義なんでな」
飴村は「気を付けてね」と言い残し、その場を去っていった。
(ふむ、邪神でもついてんだろうか…それなら楽なんだけどな…)
スバルには、魔王の大剣という神殺しの武器がある。
そのスキルは、神に等しい力を授かった者に対して、一撃必殺の効果を持つ。
準備を終えた頃、死合開始数分前の鐘が鳴った。
(おっと、もうそんな時間か。よし、行くか)
スバルは背中に魔王の大剣を装備し、闘技場へと向かった。
―――――――――――――――――――――
『ようやく来たか、スバル』
「ふん、相変わらずの上から目線で安心したよ…で?最後に聞くが、やるのか?」
『……おう』
「よし、なら始めるか…理沙!例のやつ頼む」
「スバルってば人使いが荒いんだから…わかったー!」
理沙が大きなハンマーを振り上げ、“カーン”と鐘を鳴らす。
観戦者と決闘者の間に半透明な壁が形成され、
スバルと木田は外の様子が見えなくなった。
「どうだ?これで視線を気にすることなくやれるだろ」
『ガハハハッ!決戦に相応しい舞台を用意したってわけか』
「まあそれでいい。ほら、さっさとやろうじゃないか」
『言われなくてもそうする!俊足の太刀 俊刀(壊)!』
「前回効かなかっ…なんだと?」
木田の放ったスキルが、スバルの右腕を吹き飛ばした。
(おっと、油断したな…)
スバルのステータス欄には「状態異常:切断(右手)」の文字が追加されていた。
『余裕かましてたみたいだがどうした?
右手なくなってビビってるんじゃないのか?』
「そうだな、多少の油断はあったことは認めるさ。
だが、こうなればもう容赦はしない」
『いつまでイキってられるかな!剛腕の太刀 粉砕(壊)!』
(チッ、こいつはまずいな…)
HPは回復しているとはいえ、右手を失ったことで
木田にアドバンテージを取られている。
しかも、木田のスキルはどれも性能が上がっている。
つまり、今のスバルは相当危険な状態にある。
(さて、どうするかな…前回メテストと
気功法は見られてるしな…HPはっと、
よし、ほぼ全快だな。カウンター狙いで行くか)
「すまんな、木田。今のお前相手に手加減は出来なさそうだ」
木田の額に青筋が浮かぶ。
『手加減だと?ふざけるなよ!』
「そう怒るなって。こっからは本気で相手してやるからよ――獣化!」
スバルの体が黒い霧に包まれ、その霧が晴れた時――
木田の前には、巨大な赤いゴーレムが君臨していた。
『お…おい…なんだそれ…』
「さっき言っただろぅ、本気で相手をするとォ」
スバルの声は、くぐもった低音に変化していた。
「さてぇ、第二回戦と行こうじゃないかぁ」
『チッ、かかってきやがれクソ野郎!』
木田 VS 憤怒の魔神――第二回戦が、今、幕を開けた。
木田...ちょっと見ない間に成長しやがって(泣)
投稿頻度増やしたいなー
最新 2025/08/24




