*登場人物紹介
ネタバレ含む
・シャノン・メイヴィス・メアリ・テルリンガー
ルール侯爵家令嬢。
スマホに頭をぶつけて死んだかもしれない女子高生の記憶を持つ。
ゲームで死亡フラグの乱立する『不死蝶』であることを知り、バタフライエフェクトによって死亡フラグ回避を図る。
・エリオット・リヴィエット
ルール侯爵家使用人。
前皇太子の一人息子にして最も血筋の尊貴な王位継承者(予定)。
ルール侯爵家で使用人のふりをしながら、貴族教育を秘密裏に受けていた。シャノンに救われた恩と恋心で必死にアピールするも家族枠。
・ジョージ・エドワード・フレデリック・ブレイザー
ウィートボード公爵家継嗣。
社交的で物怖じせず、突然口説き文句を吐く攻略キャラだった。
『不死蝶』の死亡フラグだったが、シャノンとの交流で惚れ込み、恋と気づかない内にアタックをかけるがエリオットに妨害された。
・アンドリュー・アルバート・アーネスト・グルックス
ローテセイ公爵家継嗣。
神経質でツンデレだった攻略キャラ。ゲーム主人公の初期パーティの一員だった。
負けず嫌いで幼馴染みのジョージをライバルと見ていたけれど、そこに最近エリオットも加わった。出生を知ってもライバル認定のまま張り合う。
・ルール侯爵
シャノンの父親。
親ばかでシャノンを可愛がっており、ジョージとアンドリューの求婚に激怒した。
最近喧嘩する公爵の仲裁を押しつけられ疲れ気味。妻とは恋愛結婚ながら、告白を真に受けてもらえず受難の末の結婚だった。
・ウィートボード公爵
ジョージの父親。
歳が同じであったため、幼い頃からローテセイ公爵と比べられ続けた不仲。
学生時代も知っており、ローテセイ公爵曰く普段は獅子のように横柄なのに、意中の相手の前では鼠のような臆病さを発揮する。
・ローテセイ公爵
アンドリューの父親。
洒脱で腰の軽い性格のため、生真面目なウィートボード公爵とは生来気が合わない。
反面教師で真面目に育った息子が懐いてくれないのが寂しく、ウィートボード公爵の息子のほうが頼ってくれるのがちょっと嬉しい。
・マルコ
略奪も誘拐も行う海賊。
魔法の心得があり、ルール侯爵家に遺恨があるような言動をする。
退く時には恥じずに退く。命は大事にが基本方針。素直だが口の軽い部下のニックが最近悩みの種。