4 草原のスライム 見たかこれが創作だ
[ハジマリ草原]
[んーと、ここだよな……]
[うむ、ここで間違いない……ハジマリ草原]
[ハジマリ草原ね……それであれがスライムなんだよな]
[うむ……そうじゃ……]
[多くね……スライム……]
そう月の言う通りスライムがなんと3匹では無く50匹居るという珍しいケースである……
[なぁ、メイアさんよぉ、ステータスってどうやって見るんだい?]
[ん?ステータス?それがどうかしたのか?]
[いや、何か使えそうな技が無いか確認したいんだが]
[確認って……お主の能力は創作(Creation)だろ……
ステータスも何も……]
[いや、だからこそ確認したいんだよ…]
頭にはハテナしか浮かばないメイアであるが言われるがままに教えるのである
[ステータスの味方は簡単だ、普通にstatusって発音良くいえば発動できる]
[(うわぁ、そんなんでいいのかよ)]
[status………本当に出来たんだけど]
[ほら、言ったじゃろ…]
[えーと…何これ…]
暁月
17歳
能力名 創作(Creation)
Lv1
体力 15000
MP 800
力 350
守備 500
運 500
回避力 1000
能力 想像を具現化して放つ事が出来、相手の能力も見よう見まねで再現可能である。弱点は殆ど無いが、何かを代償に失うかも知れない
[なんだよ、何かをって…なんかの伏線じゃ無きゃいいんだけどよ]
[ほぅ、月よ…やっぱり異質だな…それで能力を見てどうするんじゃ?]
[簡単だよ……この能力を使ってスライムを焼き野原にするからさ]
[ん?お主は一体何を考えているんじゃ?]
そうである、この神はこの言葉の意味を完全に理解出来てないのである…それは無理も無い話である、何せレベル1が言っていいセリフではなく、ましてや完全に悪役並みのセリフだからだ。
[さてと……取り敢えず爆風が当たらないようにと…Creation発動…perfect shield]
そう唱えると結界のようなバリアが貼られた…次の瞬間
[Creation発動……explosion shoot]
そう、一瞬にしてスライムは消し炭になったのである……つまり何が言いたいのかと言うと……それ程の大爆破が起きたのである……
[あぁぁぁ……]
呆れてメイアも言葉が出ないのである
[Quest clear]
[Quest clear だってよ……やったぜ……お?レベルが上がってる]
暁月
17歳
能力名 創作(Creation)
Lv10
HP 35000
MP1000
力900
守備 2500
運 1000
回避力 5000
[うん、これは確実に一生遊んで暮らせるな……良し、ギルドに戻るか…行くぞメイア……ん?メイア大丈夫か?]
[あー、うん、だいじょうぶ]
完全に棒読みである……