1 異世界へようこそ そして新たな仲間 ロリ神様
「???」
ロリ神様により自分は異世界に送られた
[…しかしここはどこなんだ…見渡す限り良くRPGとかにある草原だしなー ったくあのロリ神め どうせ異世界に飛ばすならせめて街に送ってくれても良いだろうがよ…]
[全て聞こえてるぞ]
その声は聞いたことがある声だった
[えっ?神様どうして声が聞こえるんですか?]
[白々しいな…現実世界からお主の性格はバレバレだわ]
[なんだよ…だったら下手に出なくて済むから助かるよ それで なんで姿が見えないのに声が聞こえるんだよ]
[それは簡単じゃ テレパシーでお主と会話ができるのじゃ]
[へーロリ神様はそんな事もできるんだな…でもそれってプライバシーの侵害じゃないか?]
[うぐっ…それはそうじゃが…でも私は神様じゃ…そんな法は無意味じゃ]
[なんだそれ… まぁ、別に構わないけどさ それってさ俺にも出来るものなのか]
[うん?テレパシーの事か? テレパシーは普通の人間が習得するには10年はかかる至難の業じゃからな]
[ふーん そんなに待てるかっての… 1回やって見るか 後に役に立ちそうな気がするし]
そう言って意識を集中させた… その瞬間に小さい魔法陣が現れた
[Telepathy]
そう唱えた途端に近くの村から声が聞こえてきた
[なんじゃと 村までテレパシーが届いただと]
[へへーんさすが俺だな…あっ、そういやテレパシーの事で忘れてたけどなんでいきなり村に送ってくれなかったんだ?]
[それは…詳しくは言えないが村の近くに送るのが神世界の決まりでな…とにかくそういうわけだ…納得してくれ]
[ふーん なるほどね…まぁそれは承諾するよ仕方ないけど じゃあもう一つ質問 ロリ神様言ってたよな 異世界に行く時に能力を与えてくれるって その能力とは一体なんなのか教えてくれよ]
[ふむ…良かろう 真面目に聞くのじゃぞ お主の能力じゃが 私たち神々が今まで数多の異世界に送り出してきたが お主の能力がちと厄介でな…]
[厄介だと…それは神々も恐れる程なのか?]
[そうじゃ…だからこれを言ってお主が悪用せぬか心配でな]
[なるほど…安心しろよロリ神様 俺は馬鹿だからそんな事はしねぇと思う まぁ仮に俺がそんな事をする事があれば 成敗してくれて構わねぇよ そん時は だから早く教えてくれ]
[Creation それがお主の能力じゃ]
[Creation つまり創作とかそう言う意味か?]
[そうじゃ 簡単に説明すると お主がイメージをするだけで発動する能力じゃ だから誰もできない魔法から相手の魔法まで全てが発動可能な能力じゃ いわゆるチートじゃ]
[チートね…え?待って…それじゃあ俺最強じゃね…]
[まぁ、そういう事になるな…]
[ふふっ…それってさ今流行りの 異世界チート物語みたいなものじゃないか… え?面白くなくないかそれって]
そこにはあえて突っ込んで欲しくなかった…だってさ異世界チートってさ物語の書き方によっちゃ流行ると思ったもん…許してちょんまげ
[なんか古いセリフが聞こえたが気のせいだろう… それでCreationを使えばなんでも出来るんだろ…だったらこう使ってやるよ]
[ん?一体何に使うんじゃ?]
[Creation発動…]
詠唱と共に魔法陣が現れたそれも神クラスだと思われる物だ
[なん…だと… 神クラス級の魔法陣じゃと…何者なんじゃこやつは]
[teleport発動…近く村まで我を運び給え…]
魔法陣は姿を変えteleportの魔方陣へと変わった そして詠唱と同時に眩い光を放った 次の瞬間
[ハジマリ村]
[良し…着いた人目がつかない所でテレポートしたから問題ないな]
[末恐ろしいやつじゃなお主…ますます怖くなってきたわ…]
[それは褒めてるのか?]
[褒めておらんわ! 全く…]
[そっか…てかさいつまでテレパシー使ってるつもりなんだよ]
[っな…いつまででも良いじゃろ 私の勝手だろ]
[ふーん… Creation発動… cancel telepathy 対象のテレパシーをシャットダウンしたまえ]
ブチッ…
[ふぅ…これで静かになった…さてと Creation発動 World teleport ロリ神様を我の元へ召喚したまえ]
魔法陣が光り出し 次の瞬間
[わっ…]
目の前にロリ神様が現れた
[なんで…私 お主の前に居るのじゃ 確かずっとテレパシーしてて 急に接続が切れて…そしたら何故かお主の前に居て…]
[ふっ…]
悪い笑みを浮かべた
[ようこそ…異世界へー ロリ神様ー]
[にゃーーーー この私をお主と同じ異世界に連れてこられたー すぐに神世界に帰らないと teleport 私を神世界へ連れて行ってくれー]
[Creation…cancel magic 対象の発動を打ち消してくれ]
ロリ神様が発動した魔法が打ち消された
[なっ…なんてことをしてくれたんじゃ お主が発動した魔法のせいで神世界へ帰れなくなったじゃないかー]
[うん…なんかずっとテレパシーで話されてもちょっとうっとしいかったから 呼んだ]
物凄く満面の笑みでロリ神様に向かって言った しかしロリ神様は不満だった それもとても そりゃそうだろと思うだろ しかーし 暁 月 は馬鹿である つまりは こんな行為をしてもなんとも思わないのだ
[テレパシーが嫌だからって私を帰れないようにしなくても良いじゃないか]
ロリ神様は泣いた…それはとても しかし、その泣き顔には何かそそられるものがあった
[うぐっ…やめてくれよ…俺は女性の涙には弱いんだよ…(ボソッ)]
[うん?何か言ったか?]
[な なんでもない…まぁとりあえずすまなかったって ロリ神様 こんなことしてあれなんだが 俺と一緒に旅してくれないか…流石に一人じゃ寂しかったしな]
[仕方ないな…こうなった以上 そうするしか無さそうだしな…分かった じゃあ少し近くに来てくれじゃ]
言われるままに近づいた
[team party on ここに私と汝との契約を結ぶ]
魔法陣が月とロリ神様を囲んだ
[これで完成じゃ…これで私とお主は仲間じゃ…本当はこれはイレギュラーなんじゃがな]
[なるほどね…てかその呪文もうちょっと柔らかくできないのか?]
[多分…無理だと思う…はぁ…帰りたいのじゃ]
[おいおい…本音漏れてるってば…ったく]
[うるさい…全くこうなったのも全てお主のせいじゃからな…]
[(あれっ…やっぱり怒ってる?)]
当たり前だな!