表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その英雄の名は  作者: qwerty
1/2

我が名はオークフリート

ーーーオークラントは滅亡の危機に瀕していた。人間の手によって封印を解かれた邪龍オォククーヴの猛威は凄まじく、オークラントの人口は当初の半分ほどまで減った。誰もが絶望し、未来への希望を持てないでいた。そこへ現れたのが少年時代に国を出て、諸国を漫遊していた王子オークフリートである。彼は旅の途中で手に入れた、名剣ピグレットと魔法の隠れ蓑を使い、見事オォククーヴを斃したのである。この龍退治の際に、魔力の籠った龍の血を浴びたため、如何なる攻撃も受け付けない身体になる。しかし、この時背中にはブタノアシガタの葉が付いていたのだ。これが後に悲劇を呼ぶとは誰も予想だにしなかったーーー

 私が森で夕食の肉を焼いている時、我が同胞の悲鳴が聞こえた。私は、できる限りの速さで声の方向に向かい駆けた。少しすると争いの音が次第に聞こえてきた。私が駆け付けるとそこには、体に多くの傷を負った同胞と、涼しげな顔で詠唱している魔法使いの姿があった。


 魔法使いは私を一瞥するとそのまま詠唱を再開し、同胞に向けて魔法を放とうとした。私は魔法使いが放つ爆発魔法が放たれる直前に、同胞を突き飛ばした。その後、立ち上がった同胞と私が魔法使いの方を向くと、魔法使いは少し驚いた表情で私を見た後に去っていった。同胞は爆発魔法が当たった私を心配すると同時に、不思議に思ったようで多くの質問を受けた。しかし、夕食の途中であるので長居はできないと言い、治療を済ませ戻ろうとすると、名を聞かれた。名を名乗らならかった非礼を詫び改めて名乗った


 私はーーーーーー

オークは全員が2メートルを超える体躯の戦士であると同時にその牙のために、己の死を含め様々な事を考えるので思慮深い上に、己の死をも意図はぬ奮戦をするのでとても厄介です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ