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やはり天然だったか!
前の席の奴…流騎が話しかけてきた。
「なんだよいきなり」
「めっちゃ美人だし、性格も良さそうだし、まるでお前とは正反t…痛い!」
教科書で流騎の頭を叩く
「いちいちうるさい~!」
全くもう…あ、彼は幼なじみとかでも無いのに高校生活で席が毎回近い。正直うざい奴。
下校時間。転校生の由姫…とか言った奴が教室で何か探している。
「あ、あれ~?ないよぉ…」
…はぁ、とりあえずさっさと出ていって貰おう。
「君、何探してるの?」
由姫は言葉を返す。
「えっと…日記です…」
やはり天然だった…
「日記か…どんな日記だ?」
「えっと…桜の模様が描かれてるんですけど…」
季節外れだな。といってやりたい所だ。
「もしかして…これか?」
桜とはいえ、暗い桜だった。夜桜なのだろうか。
「あ…そ、それです!」
「ありがとうございます!」
ペコペコとお辞儀をする由姫を、私は少し可愛いなと思ってしまった。
今回は二人が関わりを持ちましたね。
さて、ここからどう変わって行くのでしょう。