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特殊な暴走族

「ああ、変わったな。北見さんが来るまでお前と話すのは俺かたち・・・・・・廻理花くらいだったのに、この2週間で他の奴らとも少しずつだが話すところを見るようになった。なんと言えばいいか、纏ってる雰囲気が変わったみたいな?そんな変化をもたらした北見さんはよっぽどお前の中では特別なんだろうな」


「そ、そんな、特別なんて・・・・・・えへへ」


 こんなに僕のことを見てくれてるなんて、ごめん、ちょっとキモい。

 鈴音さんは悠一の言ったことに照れて、イヤンイヤンしてるし・・・・・・尊い。



 ブォンブォンブォブォブォーーン!

 みんながしばらく黙ってると、バイクのエンジン音が、いくつも鳴り響いた。


「な、なんの音?」


「あー、これ?多分暴走族。最近縄張り争いが激化してるらしいよ」


「えー・・・・・・まだ生き残ってたの。もう日本から絶滅したと思ってたわ」


 結構毒吐くね鈴音さん。

 それはそうと、他の地域は知らないけどこのあたりにはまだ、昭和かよって言いたくなるような暴走族がブイブイ言わせている。


 しかもグループ名は、漫画みたいな漢字に当て字じゃなく、中二感あふれる名前なんだ。

 例を上げると『暗き闇夜の裁き』や『絶対零度の風』とか、それ聞くだけでやばい奴らじゃん。


「聞いた話だと、ここいら一帯を仕切ってた『必滅の一撃』のリーダーが、普通の学生に戻ります!って昔のアイドルの引退宣言みたいに言ってグループを抜けて、なし崩しにグループそのものも解散。その後釜を狙った所が今争ってるらしい。」


「・・・・・・なんでそんなに詳しいん?」


「ケーキ屋には秘密が多いんだよ」


 そうなん?


「秘密が多いんだよ」


 あ、はい。そうなんですか。

 情報通なのは分かったけど、『どうよ』って顔は、やめてほしい。


 ほら、輪名も引いて・・・・・・ん?なんか『いい情報源見つけた』って顔してる。

 危ないから、これ以上コイツに関わるんじゃありません。


 はっ、もし輪名がこっそりコイツになにかの情報をもらいに行って悠一に『礼?じゃあ付き合って』なったらどうしよう⁉


 だめだだめだだめだ!そんな男、お兄ちゃんが許しません!

縁(どうしよう、悠一と輪名を引き離さないと・・・・・・)

???(何時に力を与えよう)

縁(ち、力?)

???(指定したキャラクターを次の章まで出番なしにする能力だ)

縁(何!悠一を指定する)

???(よろしい。悠一は2章にはもう出てこないだろう)

縁(ところであなたは一体・・・・・・)

白街(我が名は、白街)

縁(神(作者)やんけ)













白街(スイマセン、ふざけました)

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