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71 神様に愛されてるぅ」

ZZZZZZ・・・っは!?今何時?20時。・・・・・・やべぇ。

 取り敢えず足は確保できた。タネは勿論先ほどの血の滲んだ糸。あれが今俺が乗っているアントビーの神経という神経に張り巡らされていて、俺が【血液支配】でアントビーの体を動かしているというわけだ。

 勿論動かしていると言っても、俺の処理速度はそこまで高くはない。その為、先程の様なアクロバティックな動きを再現させることなど出来ない。


別にこのままチゼルたちの所に戻ってもいいけれど、巣の中に入ろうにもどうせこいつら追いかけてくるよな。このあたりで動きを封じておく必要があるだろう。


まぁ、俺風情がDランクに敵う筈もないんだけどな!


だがそれは一人だったらの話だ。


『もしもーし。こちらユウナギ君でーす。応答願えますかー?』

『へぁっ!?ゆ、ユウナギ!?え、え【念話】?』


やべっ、そう言えば【偽り】で【念話】消してたんだったわ。

そんなのどうとでも誤魔化せるからいっか!


『そうなんだよ。さっきパルと喋ってたら【念話】ゲットできたんだよ』

『そう、それはおめでとう。じゃなくて!さっきの糸もう一度出してくれないかしら?チゼルが・・・ヤバい事になってるわ』

『んでさ、お願いがあるんだけど』

『まさかの無視!?』


 大丈夫だ。その程度でチゼルは死なない・・・はず。ってかそんな面白い事になっているんなら見てみたい気がしてきた。ま、今は保留で。


『で、魔力残ってる?残ってたら炎柱出して』

『はぁ、あまり残ってないから・・・小さいものしか出せないわよ?』

『んじゃあそれを真下に出して。出来るだけ長い時間』

『わかった』


そうこうしている間にアントビーたちが毒針出してきたり、毒霧出してきたり、体当たりしてきたりするけど、避けるんきっついわー。なんたって自分の足じゃないからね、羽を動かして避けてるからね。こんな避け方初めてだよ。ていうか羽を動かすこと自体初めてだけど。


避けながらサリアの下まで行かなきゃいけないのかよ。・・・無理だわ。

もういっそのことサリアにこっちに向かって打ってもらえば、ってサリアには見えてないから、一歩間違えば俺に当たるわ。


来る攻撃を避けていってるけどこれ全部攻撃避けるのは無理だわ。ダメージ覚悟で突貫して【再生】で回復するのを待つというのも手か。あれそう言えばこいつらも【再生】持ってた気が・・・ひぃふぅみぃ・・・十四匹になってるわ。


取り敢えず何匹か落としとく必要があるかな。


見ると、横一列に並んで飛行しているアントビーたちを発見。まず、その移動射線上に横に【空間短縮】を発動。


「「ヴヴヴゥ゛ゥ゛!?」」


そのアントビーたちは【空間短縮】が発動している所を通った瞬間、不自然に移動し、ぶつかった。

 【空間短縮】によってお互いの距離が近くなったためだ。羽が絡まって地に落ちていくアントビー。あの二匹はしばらく動けないだろう。


 次に二匹のアントビーが体当たり、三匹が毒針を発射してくる。

 毒針を【息吸】と【放射】のコンボによって出てくる圧縮空気で逸らし、突っ込んでくるやつにはぎりぎりまで引きつけて【血液支配】により屍アントビーの腹から槍を突き出して羽を裂く。


 二匹撃墜。ここまで来ると羽根がこいつらの弱点だという事が分かる。まぁ、一見して脆そうだし、それ無くなったら飛べないだろうし。・・・【飛行】のスキルのある意味とは一体・・・。


 残り十匹だしいけそうな気がしてきたんですけどそこまで甘くはないですよね。他の獲物を探すと、なんか大きくなってた。【巨大化】、流石エクストラスキルは伊達じゃないってね。急に勝てる気がしなくなってきた。


 十匹の巨大アントビーに囲まれるというピンチ。でもオレって超幸運っぽいし?やっぱり神様に愛されてるぅ。


 俺の目の前に炎柱が出現。サリアってすごいね。ドンピシャだよドンピシャ。


 勿論目の前に現れただけでは警戒して近づいてこないだろうし、ダメージを与えることは出来ないが、別に炎柱で攻撃する必要はないんだよね。


 思い出すのはダーさん達の後をつけていたころ。あの時迫りくる【毒霧】にダーさんは何をしたか。【炎刃】で燃やして連鎖爆発を発生させた。


 【毒霧】を炎柱に向かって放つ。前の通りだと連鎖爆発で【毒霧】を使用した方にダメージが行ったけど、俺はあの蛇とは違う。【放射】も同時に使用する。するとどうなるか、可燃性毒霧に火が引火し、その勢いを持ってアントビーに向かう。その火炎はまるで火炎放射器のごとく、三匹ものアントビーの羽根を焼くことに成功する。もし【火霧】というスキルがあるならこんなことになっているのだろう。


 先も言った通り俺は囲まれている。だったら【毒霧】を放った瞬間、俺の後ろに控えているやつがそこを狙わないはずがない。後ろから飛来する針を、霧を、糸を、【異空間収納】が吸収し、体当たりをするものは【毒槍】が貫く。


 「精霊使いって結構チートだよね。魔法の同時発動とかむずいことできるし」


 さばききれないものもあるが、そこは諦めて喰らう。【痛覚軽減】と【再生】のおかげで四肢が無くなっても凄い痛いだけで済むし、そのうち回復するから無視でいい。


 一匹が【毒槍】に身体を貫かれ、ふらついたところで【毒弾】を羽根に向かって放つ。【毒弾】が綺麗に羽根に風穴を開けてそのアントビーは落ちていく。


 あと六匹か。どうしよう、何故だかにやけが止まらない。あれか、俺の残虐性というものがついに顔を出してしまったか。・・・ごめんなさい、今の無しで。


 考える間も与えないぞとばかりにアントビーはこちらに糸で攻撃を仕向けてきた。その糸を避けて、糸を出して硬直したアントビーの羽根の陰に移動すると、他のアントビーの針はこちらへ向かって飛んでくる。だが針が飛んできた先には、先ほど糸を出していたアントビーの羽根。


 自分の味方を自分で落としてしまうという何とも残忍なやり口である。まぁやらせてんの俺だけど。


 精神的に圧力をかけたわけだが、アントビーにそういった考えがあるかは分からないため、一応の為油断は禁物である。逆にメンタル壊れて暴れてくれれば他のアントビーが下手に動けなくて良いかもしれないな。


見てもアントビーには焦った様子は見られない。元々顔色など分からないんだけどね。


 次は二匹が真正面から突っ込んでくる。それを横に避けると残りのアントビーが俺に向かって針を連射していた。最初の攻撃と全く同じに見えるが、実際のところは全く違う。俺が二匹の体当たりを避けたところを見計らって針を連射したのだ。これは流石によけきれない。最初と同じ様に【息吸】と【放射】でギリギリ避けてその針で体当たりが空ぶった二匹の羽根を切り裂かせる。


 残り三匹となった。にやけは止まったが何だろう、やるせない気分。もういいや、さっさと終わらせてチゼルの面白おかしいところを見に行こう。


 【毒槍】が飛ぶ。実に単調な攻撃。アントビーはそれを右に避けることで回避する。左の方には【矢袋】と【放射】による、矢の雨が待っているから右に避けるのは当然だ。だが、右には何もないなんて俺は言っていない。一拍置いて羽根を血の槍が貫く。


 【隠密】と【逸在】による隠蔽攻撃。避ける場所が分かっていれば当てるなど容易い。


 あと二匹。


 【威圧】を最大で掛ける。案の定アントビーは一瞬、硬直する。すぐに【威圧】を解き、【隠密】【逸在】を発動。さらに【空間短縮】によって縮んだ距離を跳躍で高速移動並みの速さで移動する。


 アントビーが避けれない速さではないが、急激な気配操作によって一瞬俺が消えたように見えただろう。


 一体のアントビーの上に降り立ち、離してなるものかとしがみつき、かぶりつく。見た目に反して【外殻】とかの防御系のスキルを持っていなかったので簡単に牙が刺さる。


〈【悪魔吸血】並びに【超幸運】の使用を確認〉

〈スキルの獲得・・・失敗しました〉


 空しいアナウンスが流れたとたんに牙を抜き、もう、不要だと羽根をむしり取る。


 墜落するが屍アントビーを呼び出し乗り換えることで落ちるのを避ける。


 あと一匹。


 先ほど放たれた毒針を【異空間収納】と【放射】を使ってそっくりそのまま返す。放たれた毒針は同じく毒針によって相殺される。いや、【放射】が【放出】の劣化版である以上その威力はこちらより上。こちらの放った毒針は跳ね飛ばされ真っ直ぐこちらに向かって進む。


 浮遊感(・・・)漂う中【盾術(弱)】の乗ったシルドアームで防ぐ。と同時に、アントビーに無数の針穴が開く。体中から無数の針を出した屍アントビーが体当たりをしたのだ。


 俺の血を使っている以上、【逸在】も【隠密】も使える屍アントビーは技後硬直を狙って突進した。先ほど感じていた浮遊感は足場として使っていた屍アントビーが離れたためだ。


 これですべてのアントビーが地に落ちた。


相変わらず戦闘描写が下手でギリギリの戦闘というのが書けない・・・。あと今回気づいたら投稿2時間前で焦って書いたため自分でも意味不明なところが・・・。

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