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57 ツッコミどころあり過ぎ

 さて、三十層への階段が真ん前にあります。さ、さっさと攻略しちゃいましょう。二十層のときみたいに扉が閉まっていないから、挑戦者は無しという事でしょうし。


 と、その前にスキルの確認をしないとね。戦力確認は重要ですもんね。


――――――――――――――――――――


ヒヅキ ナギ(緋月凪)

種族 半血鬼:鬼、人

スキル

 オリジナル

  【超幸運】【悪魔吸血】

 エクストラ

  【視力強化】【鑑定】(かんていさん)【血液支配】

 ノーマル

  【毒刃】【警戒】【並列思考】【再生】【痛覚軽減】【剣術】【毒牙】【隠密】【側面移動】【毒舌】【毒霧】【麻痺毒吐息】【予知夢】【糸】【弓術(弱)】【掘土】【連帯】【指令】【詠唱短縮】【鱗片】【威圧】【思考加速】【逸在】【弱毒鱗】【矢袋】【盾術(弱)】【危機察知】【味覚強化】【回避】【酸霧吐息】【念話】【解体】【アシュタロス】【息吸】【身体大化:口】【倣体】【放射】

 固有

  【蝙蝠化】【眷属召喚】

 耐性

  【直射日光無効】【睡眠耐性】【酸耐性】

 スペル

  【精霊魔法(空間)】

    【空間把握】【異次元収納】【空間短縮】

  【精霊魔法(毒)】

    【毒弾】【毒槍】

称号 勇者の連れ、陽光無視吸血鬼(デイウォーカー)、吸血王の血を吸いし者、ゴブリンキラー、精霊使い、多重契約者、恐怖の象徴、迷宮(アシュタロス)の加護

――――――――――――――――――――


 スキルが増えたなー。特に毒系統が多い。毒のダンジョンだから仕方ないのだけれどね。


 使いどころに困るスキルも増えたなー。【毒舌】とか【身体大化:口】とか。っつうか口大きくしたところで何になるってんだよ。そんなんキモいだけだわ。


 スキルを確認して思ったんだけど、確認したところで何だよって話だよね。確認してもしなくても結局はいつも通りになるんだろうし。新しく発見したとしてもそんないきなり使えるようになるわけじゃないしね。


 「というわけでいざ進もう!」

 「二十九層をこのままにしていくのね・・・」


 二十九層は階段を登ったらまず崖。そこを降りたらひたすら歩くと行き止まり。そしてそこを登ると次の階段という層に成り果てている。


 というのも、原因は俺ではなくこの層の魔物。あった橋を壊して俺を落とそうとしたためこんなことになっている。

毒の海は消えてるけどそんなものがあったという事実はもうない。え?毒の海?そんなのありましたっけ?


因みに魔物も居なくなっている。それは俺のせいだと認めよう。イラついて大虐殺劇をしたけどダンジョンは魔素が濃いし、直ぐに復活するでしょ。


うん。自業自得だから俺は悪くないね。


というわけで無視して三十層ヘゴー。





・・・えっと・・・。


階段上りきったんだけどさ、ここホントに三十層?


いや、多分そうなんだろうけどね。十層や二十層と同じく直径百メートルほどの半円形のドームみたいな感じだし。


でもね、中央に魔物じゃなくて宝箱が置いてあるんだなこれが。しかも大きい。だいたい縦15横20高さ15メートルくらいのやつが。


あ、はい魔物ですね。いやー危うく騙されるところだったよ。ハッハッハ。

というわけですので鑑定ヨロ。


『・・・』


あれ?おーい【鑑定】(かんていさん)?・・・【擬態】してるから【鑑定】出来ないのかな?


『いえ、そう言う事ではないです』

「じゃあ何?」


間髪入れずパルが問いかける。


『驚かないで聞いてくださいね?』


パルが問い続けていると暫くして【鑑定】(かんていさん)がそういう。

もったいぶってないで早く言って欲しい。これで面白くなかったら何しようか。


『宝箱です』

「いや、見たらわかるよ」


【鑑定】(かんていさん)が可笑しなこと言ってる。そんなん見たら分か・・・え?魔物じゃないの?


『信じられないことに鑑定結果は宝箱です』


信じられないんだけど?あんなでかいの?でも一層で開けた宝箱はそんなに巨大じゃなかったし・・・。

どうなってんの?


「パル」

「分かったわ。【鑑定】(かんていさん)じゃ信じられないもの」

『私の扱い!?』


【スキル共有】のおかげで俺も【鑑定】の結果が見えるようになる。


『結果:宝箱』


ホントだった。


「まさかパルのもバグってるとは」

【鑑定】(かんていさん)はまだしも私の【鑑定】がバグるわけないじゃないの!」

『誰か私にやさしくしてください』


パルの言う通りだ。【鑑定】(かんていさん)はまだしもパルの【鑑定】が間違えるとは考えにくい。


俺はソラが【鑑定】(かんていさん)をなだめているのを聞き流しつつ、【空間把握】を発動させる。対象は宝箱。

中央から反応が返って来る。


どうやらほんとに宝箱らしい。


一層ぶりの宝箱。俺はウキウキしながら宝箱の元まで行きそれに手を付ける。


すると宝箱は自動的に開く。流石ビックな宝箱。手が込んでるー。


宝箱の中から顔を見せたのは・・・大きな目玉だった。


「・・・?」


一瞬の硬直。宝箱はその一瞬を見逃さず、触手を生やして俺を拘束する。


魔物でした。ミミック系の。騙されたー!


【鑑定】(かんていさん)どうなってんの?」

『私だけでなくパルちゃんもこの結果でした!』

「パルどうなってんの?」

「・・・し、触手人間が何言ってるかなんて私には分からないわ」


【鑑定】(かんていさん)はパルに擦り付けパルは物凄い量の汗を垂らして俺と顔を合わせようとしない。


「もういい。【鑑定】(かんていさん)、さすがにあれは宝箱とは言わないよね?」

『はい!今鑑定します!・・・出ました!

 種族 めっちゃ強いミミック:魔物、オリハルコン、箱、触手、神

 名前 無し

 ランク A

 スキル

  オリジナル 

【一撃必殺】【神化】

  エクストラ

 【防御力上昇(大)】【追跡】

  ノーマル 

 【堅固】【外殻】【毒霧】【麻痺霧】【酸霧】【拘束力】【粘着】【鉄壁】

  固有 

   【擬態】【偽装】

  耐性

   【全耐性】

  スペル 

  【全魔法】

  オリジナルスペル 

【最強砲】

称号 神、欺く者、勇者、魔王』


ツッコミどころあり過ぎませんかね?


部活が辛い・・・

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