夕4 勝てないってことじゃね?
ふとセフィさんを見ると目が光っていた。
【鑑定】を発動させているのだろう。
暫くすると光が消えたので話しかけてみる。
「どうだった?」
「ダメ。【鑑定遮断】持ってるのかも。【竜種鑑定】は竜種しか見れない代わりに完璧な鑑定をしてくれる。もしかしたら【鑑定遮断】も抜けられるかもしれない」
「そうっすね。じゃ、やってみます。【竜種鑑定】」
発動したであろう状態で竜を見る。
するとモニターの様なものが浮かび始めた。
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アンジェント・ワイバーン
種族 竜
ランク B+
性別 メス
状態 異常無し
スキル
オリジナル
【月光の両翼】
エクストラル
【ブレス】【竜鱗】
ノーマル
【人化】【スキル共有】【身体装甲】【守護】【鑑定遮断】
スペル
【聖魔法】
称号 特異固体、月の加護
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ってドラゴンじゃねーのかよ!?
「どう?」
「一応見れましたけど、B+ランクでした」
「あー残念だったわね。取り敢えず契約したら?」
そういや【竜種召喚】にはそんな効果もあったな。
消滅してんのに出来るのだろうか?
「分かりました」
って言っても名前か。そういうの考えるの苦手なんだよな。
もう凪の名前でもいじるかな。
緋月凪か。じゃ、月かな。スキルにも月系あったし。
でもそれだけじゃ味気ないな。月といえば・・・月か、月の神はツクヨミで・・・。ツク・・・。
「じゃあ、『ツグ』で」
〈アルジェント・ワイバーン『ツグ』との契約を確認〉
〈条件を満たしました。称号【竜使い】の効果によりスキル【契約竜】を獲得しました〉
お、今のが王の言っていたアシストログかな。
能力確認すっか~。
【竜使い】
獲得条件 竜との契約
効果 スキル【契約竜】を獲得。更に自分の魔力を使う事で竜を強化できる。
【契約竜】『ツグ』との契約の証。『ツグ』との念話が可能になる。また、『ツグ』を収納、解放できるようになる。
なかなかいいんじゃね?
「忘れていたけどその竜の種族名ってなんなの?」
「えーっと、『アルジェント・ワイバーン』らしいっすねー」
もう一度【竜種鑑定】をしながら質問に答える。
あ、称号に【夕の契約竜】が追加されてる。
「アルジェント・ワイバーン!?シノムラ君それはずれじゃなくてアタリだよ!」
「B+ランクがっすか?」
「そう。シノムラ君の目的はまだ教えてもらってないから分からないけど魔王討伐には持ってこいの竜だよ」
セフィさん曰く、今代の魔王は吸血鬼なため、その弱点は銀。アルジェントというのは銀という意味で、実際それを恐れた吸血鬼達はアルジェント・ワイバーンを狩りまくったらしい。
アルジェント・ワイバーンは切り札にもなるらしい。
でも狩りまくったって事は結局勝てないってことじゃね?
「それに普通のアルジェント・ワイバーンに赤い線は入ってない。てことはユニーク個体って事だよ」
ユニーク個体というのは同種族とは違った特徴を持ち、ある称号が確実に与えられるらしい。それはというと
【特異固体】
獲得条件 ユニーク個体である事
効果 オリジナルスキル一つ獲得
強すぎない?Gランクでもユニーク個体だったら普通に脅威になるっしょ。
だとするとアタリなのは本当かも。
「それに進化もあるしね」
「進化?」




