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27 シエラ化け物かよ

やばいどうしよう。


冒険者に見つかってしまった。


幸い、俺は半吸血鬼(ハーフヴァンパイア)なので牙は短い。


口元に集中しないと見れないんじゃないかと思うくらい。


不安要素はない方がいいと思ってこの場から去ろうとしたが、見つかってしまったら仕方ない。


諦めて冒険者たちの元に行こう。


そんな事も思ったが、これどんな顔して行けばいいんでしょう?


あちら、見るからに警戒しているのですが。


そんな警戒されたら気づかれるかもしれないのでさてどうしましょう。


もうなるようになれ。


話していたら自然と言葉が出てくるかもしれないし。


まずは警戒を解くことから始めないとな。


「やだなー。そんな怖い顔で見ないでくっ!ピギャ!?」


思いっきり転んだ。


ソラ達は俺が転ぶと同時に飛んだので巻き添えになる事はなかった。


誰だよ下に弱毒蛇(スネイク)置いたの。


あ、俺ですね。


・・・・・・。


お願いします。無言だけはやめてください。ホントそれ死にたくなるんで。


「だいじょーぶ?」


ソラさんありがとうございます。


でも出来れば毒の精霊に反応して欲しかった。


だってソラ俺と毒の精霊以外見えないんだもん。この場では。


「ん。ありがとうソラ」


そう言って転んでいる状態から立ち上がる。


「やだなー。そんな怖い顔で見ないでくださいよ」


「「やり直した!」」


冒険者がそう言っているが無視。


「僕もダンジョンを攻略しに来たんですよ」


「何でそんな奴が俺達をつけてんだよ」


ごもっともです。


「何となくです」


「んなわけないだろ」


「えーそんな。信じてくださいよー」


「凪キモイんだけど」


ここで毒舌は堪えるな。


下手に出ていたからいつもとのギャップでそう感じたんだろう。


元に戻すか。


「えっ!もしかして精霊?」


おっと。魔法使いの方が毒の精霊に反応した。てことは毒にも適性があるのね。


「そうそう」


「初めて見たわ」


あれ?初めてなの?俺二人目だよ。しかもついこの前世界に来たばかりだよ。


精霊って遭遇しやすいのかなと思っていたけど俺だけなのかな?【超幸運】こういう確率もあげれるの?


「あなたの契約精霊?」


「違うよ」


「違うの?じゃ、なんで一緒にいるの?」


「こいつが勝手についてきてるだけ」


「勝手って何よ。ちゃんと許可はとったのだけど?」


いつだよ。


それよりいい加減もう一人の方も話に混ぜようぜ。こっち凄い目で見てくるんだもん。絶対さ殺気出てるって。


「おい、何の話してんだよ」


お、自分から混ざって来ますか。メンタル強いね。


「ダータイトは見えないの?」


「だから何が?」


「見えないんだったら教えても多分わかんないよ」


ちょっと待って。そんな挑発したら俺もっと射殺されそうな目で見られるんだけど!


「ねねね、じゃ君は何で契約しないの?」


「俺はもう契約してる精霊がいるからな。取り敢えず【精霊魔法】ってのをもう少し知るまで契約精霊は増やさないつもり」


「えっ?他に精霊がいるの?どこどこ?」


コミュニケーション能力が高いな。次から次に質問されるから俺からは出来ない。


「反対の方の肩だよ」


「見えないけど」


そりゃそうだわな。


「何の属性なの?」


来たこの質問。出来れば答えたくないな。騒がれんの嫌だし。


「おい。こんな奴ほっといて次行こうぜ」


ナイスだ!えーと、ダー何とか。


「ダータイト、そういうのは良くないよ。みんな仲良くしなきゃ」


この人基本的にいい人なんだけどちょっと周りの空気とか読んで欲しい。


ダーさんの顔がやばいことになってますから。


「あ、自己紹介がまだだったね。私はエイリャ。エイリャ・アルファス。この人はケルフィア・ダータイト。二人ともDランク。よろしくね」


ダータイトってファミリーネームだったの?


あと本当にDなの?Cじゃなくて?シエラ化け物かよ。


「俺は・・・」


やばい名前考えてなかった。別に凪でもいいんだろうけど、この世界からしたら変だろうし、夕達のところまで名前が届いたら連れ戻されそうだからな。


どうしよう。夕よ、俺に良い案をくれ・・・!


そうだ夕と俺の名前合わせて夕凪でいいじゃん。


「俺はユウナギだ。こちらこそ宜しく」


俺はバカだからこの時気づけなかった。


夕と俺の名前をまんま使っているからバレるに決まっていると。

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