18ホブゴブリンです☆
※グロ注意※
人によって不快になる可能性のある文章が含まれています。
飛ばしても次の回の前置きで簡単なあらすじ説明をするのでほぼ問題ありません。
「おなかすいた!」
ソラがそう言うので作ります。魔物飯。
今日の食材はこちら、ホブゴブリンです☆所々ボコボコですが気にしないで行きましょう。
では最初に食べやすい大きさに切ります。
・・・・どうやって切ればいいのこれ?
【血液凝固】では切れないし、ホブゴブリンの剣は酸まみれで多分切ったら溶ける。てか持つだけで溶ける。俺の手が。
じゃあどうしようかな・・・・・よし。むしるか!
ということでまず腕の関節を逆方向に曲げ骨を折ります。
ボキボキいってるがそれはうまい事骨が折れてる証拠。
骨が完全に折れ、腕がたらんとなったら今度は捻って腕をちぎります。
どちらも思ったより簡単に出来た。何故だろう。
取り敢えず千切ったところから肉をえぐっていき、骨を抜きます。この時骨を抜かなくても骨付き肉みたいになる可能性があるので抜かなくても大丈夫なんじゃないかな。
その肉を【血液凝固】で作った串に互い違いになる様に刺します。
技量足りないんじゃないのかって?そんなん力ずくでやるに決まってんじゃん。
コレをホブゴブリンの残骸全て使って作ります。
頭は難しかった。ほとんど骨で肉あんまないんだもん。
あと胸のところには心臓ではなく石が入っていた。ソラが言うにこれは魔石と呼ばれるものらしい。
魔石は一般に武具に使うか売るかする。といってもホブゴブリンの武具はそこまでいいものではない。もちろん売ったとしても微々たるくらいにしかならないが今無一文だもんね。
なのでポケットにでも入れておいた。
作り終わったら火で焼・・・きたいんだけど、火ないですね。
と思っていたら違和感に気づいた。
あれ?なんか変。・・・あぁ、【空間把握】の範囲が広くなったのか。
いつの間にか情報量が増えていたらしい。増えすぎると頭がパンクするから技量上がったんなら通知くらい出して欲しい。本当に命に関わるから。
で、効果を読んでいると把握範囲が半径15メートルに増えていることが発覚。さらになんとなく火を意識してみたら焚火らしきものがあることが分かった。
が、あるのは壁一枚隔たれた向こう側。
「よし、壁を壊そう」
「むりにきまってるよ!?」
ですよね。壊せるんだったら破壊しまくって階段見つければいいだけだし・・・。
「【血液凝固】ガントレット」
「ねぇ、むりっていったよね!?」
無理?そんなん知るか。壁を壊してこそ人間成長するんだ!半吸血鬼だけど。
肉をえぐっている時についたホブゴブリンの血が両腕に集まる。足りない部分は地面に滴っている血液から。
因みにホブゴブリンの血は青色だった。
すぐに青色のガントレットが出来上がる。相変わらず不格好だ。殴るには十分だけれどね。
思いっきり壁を殴る。
まぁ、壊れるわけないよね。人間は壁を壊してこそ成長するが時に壊せない壁も存在する。ということで違う道を探し―――――
ビシビシッ!
・・・マジですか。
壁に亀裂が入り、砂埃をあげ一気に壊れ始める。これで肉が焼けるんだな。
砂埃が落ち、ようやく中が見えるようになる。中にはゴブリンがいた。
初めて見るが緑色の体に頭には角。ホブゴブリンを小さくしたような見た目なので、間違いなくゴブリンだろう。
まぁそれは今はいい。今大事なのは勝てるかどうかだ。いや、ゴブリン程度だったら勝てるよ。だけどね
「かず、おおくない・・・?」
「こうやって見るとキモイよな」
「なんでなかになにかいないかみなかったの?」
「【空間把握】で見てたのはマップと冒険者だったから、まさか魔物がこんなにいると思わなくてな」
その数、数十匹。絶対50は超えてるよ。下手したら100いってもおかしくはないんじゃ。
『よし。緊急離脱』
『らじゃー』
『でも逃げ切ることなんて出来るのかね』
『じゃ、なんできんきゅうりだつなんていったし!?なんでもいいからなんとかして』
『よし』
「あれ?ノックしてたら壊れちゃった。テヘペロ」
「「「「ギャシャ―――ッ」」」」
『なにおこらせてんのー!?』
『やばいスベった』
『わざとやってるでしょ』
『否定しない』
『もういいからはやくなんとかして』
言われなくてもやりますよ。
今は時間ないし魔力が勿体無いから、ガントレットのままでいいか。
『ソラ。【空間把握】で敵の数を教えて』
『わかった』
『あと死なれたら困る。俺の中に入ってて。精霊魔法なら中でも使えるはず』
『!わ、わかった。そのかわりぜったいいきててよね。わたしもその・・・しなれたら、こまる』
『ラジャー』




