まずは……脱げ❤
バイトすることになった喫茶店には、厄介ともいえる
三人の従業員がいて・・・?
「んじゃとりあえず、女子から更衣すませて来い。二人共、水瀬のこと頼んだぞ」
「了解~! んじゃぼちぼち行くで~更衣室はこっちや!」
美宇さんに半ば強引に連れられ、私は別室にある更衣室へと案内された。
まるで高校の頃の更衣室みたいで、棚がずらりと並べてある。
右半分は白、左半分はピンクに染まっていた。
「私達女性はピンク色の棚を使うんです。白が男性で」
「しきりとかないんですか?」
「そうですね~でも時間配分してるので、大丈夫ですよ」
天衣さんはそう言ってにっこり笑う。
この人が言うと全然大丈夫そうに思えないのは、気のせいなのだろうか。
「よし、如月! まずは……脱げ❤」
!?
「ちゃうちゃう、変な意味やない。まるでうちが変態みたいやん」
みたいじゃなくて、変態です。と言いたい気持ちを抑えながら、はあと返事する。
美宇さんは笑みを浮かべながら、私に制服を渡した。
「じゃ~ん! これが如月の制服やで~! うちらとおそろいや~!」
「へ~結構おしゃれなんですね!」
「マスターさんのお知り合いにデザイナーさんがいるみたいで、その人が開店祝いにデザインしてくださったそうです」
へ~、そうなのか~。
二人が着替えているのを見ながら、私も同じように袖を通す。
サイズ的にはピッタリかな。うん、大丈夫そう!
「おお~! ええやん、似合っとるで!」
「とてもかわいいです。最高にいいと思いますよ!」
二人の褒め言葉がなんだかこそばゆい。
褒められるのって、いまいち慣れないんだよな。
制服を着ると、高校時代を思い出す。
まあ冥皇大学も制服だから、別に変わらないといえば変わらないんだけど。
「ね~ね~着替え終わった?」
こ、この声はさっきの!
私はサッと体制を整えた。
「おう、入ってええで~」
「おっ! なかなか似合ってんじゃん。にがっちゃん、かわいい~!」
やっぱり輝流さんだった。
何故だろう、全然嬉しくない!
「ほらほら、マスターも見てよ! にがっちゃん似合ってない?」
「まあ、いいんじゃねぇの?」
どはぁ! 関心の一撃!
たった一言でも、私はうれしゅうございます!
「杉本の着替え終わり次第、仕事割り振るから。お前は早くしろよ」
「へ~い!」
「じゃあ先行っとくわ、リュウ。行くで、如月」
ううむ、美宇さんの呼び方がにがっちゃんじゃなかっただけいいと思うべきなのだろうか。
やっぱりこの人達、苦手。
ため息をつきながら、私はゆっくりと歩きだしたのだった。
(続く!)
14日はJOKERの要ちゃんの誕生日、だったので他作品にて
書き下ろし小説を公開中です。
最近書くのはいいのですが、それまでにめたくそ時間がかかります。悲しいものですね。
ちなみに如月は六月、輝流は八月、天衣は三月、美宇は十月が誕生日です。
いつかは首を長くしてお待ちください。
神宮さんは・・・きっといつかわかります笑




