中学生ってバイト許されてたっけ?
売上を上げるため、新メニューを考案しようと言い出した明王。
如月の提案で、パフェを作ることに…
「これでよしっ! 完成です! 私特製、スペシャルパフェです!」
天衣さんとは思えない元気な声が、店内に響く。
私達は思わず感嘆の声を上げた。
彼女が完成させたパフェはいかにもファミレスとかで見るやつで、とてもキレイにおいしそうにデコレーションされている。
「ちょ、やば! あまちゃんレベル高くね?」
「めっちゃうまそうやないか! では早速味見を~っと」
「ちょっと待った」
美宇さんが食べようとした直前、神宮さんがとめた。
彼はため息交じりで呆れているような声をあげた。
「店内の人間が食ってどうする。相手は客だぞ。だからこそ、ここであいつが必要になってくるんだろうが」
あいつ……?
「杉本、連絡は?」
「ん~そろそろ来ると思うよ~今から行くって最後のメッセージにあるし」
誰のことを話しているのだろう。
聞くに聞けないこの状況だと、ますます不思議に思えてくる。
ていうか、今日休みだし客来れないんじゃ……?
そんなこんな思っている中、喫茶店のドアが開いた。
む、誰だよ。ドアにちゃんと「CLOSE」って書いた看板かけてあるのに。
「お客様、申し訳ありません、今日は定休日……」
言い終わる前に、あまりのことに圧倒する。
で……でかっ!
なんだこの身長! 反則だろ!
なんかすごくにらまれてる気がするんだけど!
こ……怖くて動けない!
「やっほ~チューン♪ お勤めご苦労様~」
「急に呼び出しといて、それはないんじゃねぇの?」
「まあまあそう怒らないの♪ あ、にがっちゃん。こいつ客じゃないから、気にしなくていいよ~?」
客じゃない、って?
じゃあ何に分類されるんだろ、この人。
新しいバイトの人、とか?
というか……さっきからすんげえ見られてる気がするんですが……
「おい輝流」
「ん? どったの?」
「ここ、中学生ってバイト許されてたっけ?」
彼はそういいながら、私を指さす。
私を指さしながらって事は、中学生って私!?
「違うよ、チューン。この子がにがっちゃん、新しいバイトの子。大学生だよ~」
「こいつが? ……ちっさ」
「小さいって言わないでください!」
屈辱……中学生に間違われるなんて!
これでも背が低いことは、私なりに気にしてるのに~!
「何なんですか、この人!」
「落ち着きぃ、如月。そんな怒らんでも」
「大丈夫ですよ~悪い人ではないので」
「どこがですか!」
私が怒鳴ると、しばらくの間沈黙が続く。
コホンと咳払いをした美宇さんは、背の高すぎる人を紹介するように言った。
「如月。こいつ、リュウの友達の尾上魁皇。ここの常連客の一人や」
常連……客? こんな人が、ここの?
不安げな気持ちを隠せないまま、私は彼を見上げた。
(つづく!)
まさかの新キャラ登場、ですね!
はたして彼がどう絡んでいくのか・・・注目してくださるとうれしいです。
ちなみに今日は遊部のれんちゃんの誕生日なんですよ。
他作品にてぜひご覧ください♪
次回、新キャラ魁皇とは何者なのか!




