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言の刃

作者: 御影慧

根源明らかで不明なるモノ



枯渇してなお必要なものを

産みだす為に僕は

空っぽの器に呪文を唱えた



器は紅に染まり

幻のように、たが確かに

少しだけ器に力を与えた

偽る為に必要な力

仮面をかぶる為の力を

僕にくれた



それは正しくないと知りながら

それ以外の方法を僕は知らない

有限で在った頃より

少しずつ足りない

何かを補っていた

それが今の僕を僕たらしめる力



有限に在るものはいずれ無に還る

無なるものは何処までも無で

存在するけれど存在しない



無は無以外に成りえない

普通の中ではそれが定義

異常の世界でのみたやすく反転し得る

無から有が産まれる

産みだされる有の根源はただ一つ








それは多分悪魔契約に似ている

理の裏に在るもう一つの真

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