表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

殺の狩りゲーム

作者: サムシング

第3作目です。


楽しんで貰えたら嬉しいです



※この作品を読む前に前作の[部屋探しゲーム]を読んでたほうがより楽しめると思います。

ある1人の黒髪長髪の少女が何者かに監禁された。





部屋には扉が1つと天井の真ん中辺りに大きな穴があいており、壁は分厚い鉄で覆われている。




天井はとても高く、穴からの脱出は無理なようだ。




扉は完全にロックされていて開かない。





ドンドン、ドンドン





(少女)「誰かー、助けてー……駄目だわ」





少女は必死に扉を叩き助けを呼んだが誰も来る気配はない。





ガシャン







(少女)「きゃっ!?」






突然、天井の穴から何か落ちてきた。




(少女)「びっくりした〜、なんなのよ一体………え?」





落ちてきたのは、1本の日本刀だった。





(少年)「うそ……本物なの?」





少女が日本刀に触ろうとした時、壁に文字が浮かび上がってきた。







今からお前にゲームをやって貰う。



〜ルール〜



とにかく 5 殺せ


(ゲームクリア後、あなたを自宅に帰してあげます)


以上




(少女)「こ、殺せ?それにゲームってなんなの、訳がわかんない」





更に文字が浮かび上がる。




[間もなくゲームスタート]





『スタッ』




天井の穴から突然、大型犬程の大きさの怪物が落ちてきた。





(少女)「ひぃ!?バ、バ、バケモノ」








(怪物)「ガァァァァ」





まだ状況が把握出来てない少女の事など構わず、怪物は襲いかかる。





(少女)「ひぃ!!」





少女は側にあった日本刀をとっさに握った




ズバッ





怪物「ギャン」






少女は怪物の攻撃をかわしたと同時に、持っていた日本刀で怪物を斬った。




少女に斬られた怪物はその場に倒れ、絶命した。




[自宅に転送まで・あと 4 殺せ]




(少女)「ハァハァ……な、なんで私あんなバケモノに勝てたのかしら」





しかし、間髪入れずに2体目の怪物が穴から落ちてきた。





(少女)「わっ!!」





(怪物)「ギャルルルル」





怪物はすぐに少女を襲うが、少女はサッと紙一重でそれをかわし、すぐに怪物を斬った。







その瞬間少女は気付いた。





自分に戦いの才能が隠されていたことを。






[自宅に転送まで・あと 3 殺せ]




(少女)「……帰れる、これなら家に帰れる」





少女は日本刀を構えて次の怪物に備える。






スタッ






次に落ちてきたのは白髪の少年だった。



白髪の少年の目は血走っており、口の周りに黒い粉のようなものが付いている。





少女は一瞬戸惑ったが、白髪の少年が普通の人では無いとすぐに気付くと瞬時に身構えた。




(白髪の少年)「あー腹減ったぁ…………ガァーー」








白髪の少年は、小さい声でそう呟いた瞬間、急に少女に噛み付こうと襲いかかってきた。





(少女)「遅い!!」






ズバッ




白髪の少年が少女に噛みつこうとする直前、少女は刀を振り上げ白髪の少年の首を両断した。




ドサリ




[自宅に転送まで・あと 2 殺せ]





(少女)「ハァハァ、今の人も怪物なの?…………キャッ!!」




絶命した白髪の少年の体が突然、ボロボロに崩れてゆき黒い灰になった。




周りをよく見ると、殺した他の怪物も黒い灰になっていた。



(少女)「な、何いまの?…………とにかく残りの怪物を倒さないと」




少女は次の戦いに備えて身構えた





…………………………





しかし、もう天井の穴から怪物は落ちて来ることは無かった………。









あれから4日後








[自宅に転送まで・あと 2 殺せ]





いまだに、天井からは怪物どころか何も落ちてこない。





(少女)「お腹……すいた」




空腹のあまり黒い灰を口にしてしまったが、少女の空腹は収まらない。






ドンドン






当然、扉が叩かれる音がした。








ガチャガチャ








少女は扉に行きドアノブを回してみるが、扉は開かない。




どうやら扉はまだロックされているみたいだ。






(扉から漏れる声)「ん? 誰かいるのか? おーい」





若い男の声だ、微かに女性の声も聞こえて来る。




扉から僅かに漏れる声を聞く限り、向こうの部屋には2人ほど監禁されているようだ。






すると、急に壁に文字が浮かび上がってきた。






[今から扉のロックが外れます]





『カチン』





扉からロックが解除された音を聞いた少女はすぐに扉に向かおうとしたが、日本刀が無いことに気付いた少女は日本刀を探し始めた。





(少女)「…………あった」




どうやら残っていた黒い灰に埋もれていたみたいだ。






一分ほどで日本刀を探しだした少女は、扉に近づくとドアノブを回し扉をゆっくりと引いた。








ガチャ







ギィィィィィィ







美しい純白の長い髪をした少女は隣の部屋へと進んで行く。







(少女)「お腹すいた…………」







…………………………






[自宅に転送まで・あと 0 殺せ]



読んでくれてありがとうございます。





長編小説目指してみようかな

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 先日感想をいただいた者です。笑 小説、面白く読ませていただきました。 監禁ものって、何だか難しいですよね…。 長編完成したら、また読ませていただきますね♡
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ