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ノード
加わる点と線の中間
いたわる辺と面の壮観
着飾る健康奉納感
マイル閃光滔々と還る
いたましいのは笑い方だよ
ねたましいのは感じ方だよ
ほら魂ノア方舟のむしろ
御霊地位かな凱旋とシャロー
さあさ加われ手の鳴るほうへ
穴もムジナも無視して、さあ
管楽うなれ目の向く奏へ
鳥も手斧も虫線を辿れ
ひとつ手にしてさあ、行こう
息もつかんでほら、行こう
どうせ誰も見てやしないから
しんねりとつむるやつらばかりさ
朝もさなぎも損気はなくて
夜も死骸も空気を割いて
最期は果たしていつになるやら
ほとばしり増える懶惰盛りは
秤の先に待つものを見て
愛の後に来る者のうねり
哀のただなか僕らは生きて
そうさひとつになりにいく……
良ければなにか残してね




