34/108
ヨモスガラソウキョク
孤独な歌は騒擾で
テンニマシマス、ミノウエノ
そこここに積もる愛憎は
ハテシナイタビノ、サラソウジュ
さてもゆかんか秒針の
果てを知らぬは銀河律
星はどこまでも輝くか
それは生命の環状線
サアサユコウカ、ドコマデモ
すがる夜空はあてもなく
キミモミタマエ、コンジョウダ
残像の行方だれも知らずに
内に宿した華やぎは
いつか滅んでゆくだろう
己に見せぬおのれの姿は
死にゆく我らを照らすかな
傘をさしてはくれないか
放射の切先どこへいく？
真理の園へと向かうべきはず
いにしえの螺旋未だ続いて
サアテイマカラナニヲシヨウ
ドコカトオクヘイッテミヨウ
ヒカリトボクハイツモソバニ
ドチラモカカエテイキテイコウ
救いもなにもいりはしない
いつもそばにあるのだから
放ち穿って、泣いて笑って
いつかわかる日が来ますようにと
良ければなにか残してね
