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メガネ先

レンズ大膜その先は

鮮明なまでの雨模様

降りしきる雨は微角の線を

仄と緑にメスを入れる


縁先越えれば微弱な世界

線は遠縁仄かに溶け込み

不思議と存在音のみなりて

枝先止まる鳥たち見えぬ


レンズは純粋その色無くして

僕の視界を小粋に照らす

逆にレンズがない世界

僕は細かな色を失う


君はよくよく言って聞かせる

色眼鏡なしに生きれぬ塵が、と

しかしよくよく考えてくれ

誰もそれ無しに生きられない、さ


世界を良く見てなにが悪い

君は音だけを追って生きるのか

もちろん立派な人もいるけど

その音だって脚色されてる


僕らは知識や選択によって

五感や数多に彩りつける

決して恥ずべきことなんかじゃない

水を青に見ても良いじゃないか


しかし君はまだ触りだ

本当に恥ずべきものじゃない

深間に転がる瑪瑙どもは

彩りも無も不必要なものだ


よくよく見上げる月は白

雲間開けてよく見える

さらさら黒ども塗りたくり

自然な形を成している……

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