表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/108

机上の神様


 重なる本に書きかけの紙

 斜線の入ったノートタイトル

 カレンダーのばつ印

 絶えず回るよカンカン時計

 辞書もしばらく眠ってる

 単語帳にはほこりが乗ってる

 キーボード溝に雪が積もってる


 それでも僕は机上の神様

 いろんな世界を作ってる

 ときに混ぜたり砕いたり

 そこに想いはありますか

 それは僕にもわからない


 神様といえど悩みはつきない

 だいたい思考は雑ばかりだし

 空気砂を掴むようなことばかり

 炎はいつでも揺らめいているのに

 うずくまってばかりいる

 椅子の上で正座している


 ただ、僕は終わらない

 それでもと、世界を作る

 あるいは僕を作っている

 僕の作った世界で

 僕を見て、作るために

 ではどこに向かっての?

 ……たぶん、わかることはない

 ただそれがわかっているのなら大丈夫だ

 どこに向かえずとも

 この机上に世界があるのなら

 きっと、大丈夫だ


良ければなにか残してね


もうひとつ。この詩で100を数えます。他にも、数詩はなろうにありますし、十数詩は他サイトにありますから、良ければぜひ見てください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ