プロローグ
俺の名前は、大仏聡一。ピッチピチの16歳絶賛引きこもり中。
このまま、ニートの引きこもりになってうんこ製造機にでもなってやろうと思っている。
つまり、親のすねかじりだ。うんうん、最高じゃないか。
学校なんてクソだ。はっきり言ってあんなところ行って何になる。
将来、役に立つかもわからない無駄な知識を教えやがって。尚且つ分かりにくいときたもんだ。
教えるんだったらもうちょっとわかりやすく教えやがれ。
とまあ、そんなところでもう俺は家に引きこもることにした。
アニメだったりゲームして過ごすほうがよっぽど有意義ってもんだ。
アリストなんちゃらさんが言ってたよ「人生の最終目的は幸せになることだ」なんてこと。
なので今日はアニメを一気見した後に、俺のアームストロング砲から白色光線を出して寝ようと思います。
バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッッッ
「うわぁー!!!!」
何が起こった!?そんなことを考える暇もなくその男はやってきた。
「おい、ろくに学校も行かずアニメやゲームなんか見て将来使うこともないだろう自分の息子をしごきまくってるクソガキ。」
「え?ぼ、僕ですか?」
「お前以外に誰がいる。」
なんだ、こいつは。
急に部屋のドア蹴破ってきたと思ったら暴言吐いてきやがった
ってか、これやばいだろ。不法侵入?警察呼ばねーと。
俺はとっさに近くにあった自分のスマホを取ろうとする。
バッッ
「おいおい。お前初対面なのに失礼な奴だな。人が話しているときはスマホは使わないって習わなかったか?」
お前が言うな。ってやばい。スマホとられた。
「まぁまぁ、安心しろ。今日はお前の親御さんから頼まれてきたんだ。」
はっ?頼まれてきた?もしかして俺売られた?
そんなことが頭をよぎる。なんでそう思ったかって?こいつシャツからすこし入れ墨みえてるもん。
「ちょっと待ってください。なんでもします。なので命だけは!!」
「・・・」
しばしの沈黙が流れる
「おい。クソガキ。」
「ひぃぃっ」
「お前勘違いしてないか?」
「えっ?何をですか?」
「ぷっ、はははははははははははははは。お前面白いな、あれか俺の事反社かなんかと思ったのか?クソガキのくせに発想力豊かだな!こりゃおもしれぇ。」
あれっ?違うのか?じゃあ何なんだ。
俺は恐る恐る聞いてみることにした。
「じゃ、じゃあ何なんでしょうか」
「俺?ああ。言い忘れてたな。俺は今日からお前の家庭教師になる飯塚達也だ。
よろしくな。クソガキ。」
「えっ?家庭教師?」
「ああ。家庭教師だ。」
はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
あんのくそばばあとくそじじいが。とんでもないことやってくれやがった。
何が家庭教師だ。ふざけやがってぇぇぇ。
これが、俺、大仏聡一とようわからん家庭教師飯塚達也との出会いだった。