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貴族に転生したが89歳で童貞の大賢者だった  作者: 京 ゆう
転生するヤツはだいたい童貞
1/5

童貞は転生する!

軽めに書いていく予定です。

 18歳の誕生日、ようやく大人への階段に足を踏み入れたその日、俺は死んだ。


 高校卒業を控え、進学のための勉強を必至にする日々を送っていたある日だ。

 平凡で平穏な特にこれといった出来事もない短い人生だった。


 死因は……お、覚えてない。というか思い出したくない。


『パソコンでR18の動画を見ながら自慰しようとした時に、音量が大きかったから下げようとしたけど下がらず、止めることもできなくて電源を引き抜こうとしたら、感電死したんだよねぇ~。やっと18歳になって、R18のサイトが見れるって浮かれてたのにねぇ~。………プフッ!』


「おいぃぃぃーー!!!人が思い出さないようにしてたのに、何してくれてんだ!!てか、誰だ!?」


 男とも女ともつかない中性的な声が頭に直接響いてくる。ちょっと気持ち悪いし、今笑ったよな!絶対笑った!!


『あははっごめんごめん!まさかの死因だからね。ボクだけじゃなくキミの死因を知った警察は大爆笑、両親は恥ずかしくて泣いてるよ!けど安心するといいよ、父親と男性警官はみんな同情してくれたから』


「なっ!?そんなこと知りたくなかったぁ………!!!」


 全身から力が抜けて地面に倒れこむ。このまま地中に埋もれてしまいたい。ていうか男性警官どもっ!同情するなら笑うなよ!迷宮入りにでもしてくれよおぉ……。


『まあまあ、落ち着いて』


「それが元凶の言うことか!!もう人生終わりだよぉ、いっそのこと殺してくれよぉ」


『いや、人生終わってるから、死んでるから。キミ面白いね!じゃあそんなキミに提案だ、異世界転生、やらないか?』


 異世界転生……だと?


「それはつまり、お前は神で、剣と魔法の世界に転生さてくれて、チート能力を与えてくれるみたいなやつか?」


『そんな感じかな。神というのは否定しないよ。ただチート能力じゃなく、キミの願いを一つ叶えるってところだけど』


 おお……俺が異世界転生。ってことはあれだよな、ラノベとかでよくあるやつ。これは来るんじゃないか、俺の時代!


「なら、異世界といば最強だろ!世界で一番強くなりたい!」


『あぁ~うん。それなら丁度良い転生先があるよ』


 よっしゃあーー!世界で最強、つまりモテる!モテる、つまり童貞卒業できる!!

 ようやく18歳になっていろんな大人な経験ができるようになったのに死んでしまったんだ。今度こそ異世界で経験するんだ!


『あ、ちょっとキミが思ってたのと違うかも。まあ、頑張ってね……』


 この時、俺は猛烈に興奮していた。だから神が呟いたことに気がつかなかった。もし、気がついていれば未来は大きく変わっていたかもしれないのに。


 今度の人生こそ絶対に、絶対に童貞卒業してやるぞおぉーー!!!

 もう一つの作品の方をメインに書いていこうと思っているので更新は遅めです。

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