お薬処で
音の方へ足を運ぶ
外への扉を開けた
そこには運命の輪から転げ落ち地面に寝そべる男が居た
「おい、和兎か?」
「ハァッハァッ…はい…危なかった」
「血だらけじゃねぇかよ」
「大丈夫っす。俺のじゃないんで」
そう言いながら起き上がった和兎は
「阿兎が舎羅登さんの近くに移動しててくれたんだな」
っと相方を褒めていた
「血気盛んだな相変わらず。お前の主と相方はもう帰ったぞ」
立ち上がった和兎は
「解りました。取り敢えず運命の輪閉じたんすけど開けられるかも知れません」
「白姫か?」
「白姫…ってもう姫なんかじゃなかったっすけど」
「……そうだろうな」
和兎は術韻を唱えだし運命の輪を開いた場所をより強固に封印した
「龍様が連れてきた女は何者ですか?」
再び薬処の中に入り眠る彼女に少し視線をおくったあと和兎はそう問いかけてきた
「俺が知るか…こっちが聞きてぇよ」
「姫様に関わる何かを持ってんだろうな
こんな似てたら」
「もう3ヶ月経つんだな」
「そうっすね」
舎羅登さんはお酒を差し出してきてそのまま椅子に腰を下ろした
「久しぶりにどうだ?」
「いりません」
「つまんねぇなお前も阿兎も…」
1口飲んでため息をはいた
花屋敷家の後継で
唯一初代の血を濃く継いだ姫が居た
花屋敷 莉子 第1継承者
しかし彼女は3ヶ月前に突然封印されてしまい意識のないまま眠り続けている
「莉子姫はどうして封印されたんですかね?」
「それが分かれば苦労しないだろう
1個ずつ術韻を調べて解いてるんだぞ?」
「まだ分からないですか?」
「ああ。ただひとつ言えるのは封印の素の部分は花屋敷家だな。韻の踏み方や感情の流れ方も花屋敷だ」




