誤用されやすい言葉
【穿った見方】
物事の本質を捉えた見方をする。→褒め言葉
(間違い:疑ってかかるような見方をする)
【姑息】
根本的に解決するのではなく、一時の間に合わせにする。
「姑息(一時しのぎ)な手段」
(間違い:卑怯)
【琴線に触れる】
感動や共鳴を与えること。
(間違い:怒りを買ってしまうこと)
【失笑】
こらえ切れず吹き出して笑う。
(間違い:笑いも出ないくらい呆れる)
【号泣】
大声を上げて泣き叫ぶこと。
(間違い:激しく泣く)
「声を押し殺して号泣する」⇒矛盾している
【敷居が高い】
相手に不義理などをしてしまい、行き難いこと。
(間違い:高級過ぎたり、上品過ぎたりして入り難い)
【御の字】
望んだことが叶って十分満足できること、大いに有り難い、最上のもの
(間違い:満足ではないけれど、納得できる)
【無下に】冷淡なさま。すげなく。そっけなく。
(間違い:【無碍】妨げのないこと。何ものにもとらわれないこと。また、そのさま。)
【憮然】失望してぼんやりとしている様子
(間違い:腹を立てている様子)
【一段落/いちだんらく】
(読み間違い:ひとだんらく)
【他人事/ひとごと】
(読み間違い:たにんごと)
【マンツーマン・ワンツーワン】
(間違い:ワンツーマン)
小説を読んでいて「穿った見方」の誤用が気になりました。感想かメッセージで連絡したかったのですが、受け付けて無かったのでこちらに投稿してみました。話の内容的に真逆の意味になっていましたから。
(詳しく知りたい方はこちらが分かりやすいです。
→ マイナビニュース「うがった見方」は褒め言葉? 正しい意味とは)
「一段落」を「ひと段落」と、ひらがなで書いて間違っていた小説がありました。近年は小説でもテレビの字幕でも漢字が少なくなってきたと思います。ニュースでさえ熟語の一文字をひらがなで表記していたことがあり意味が分からなかったです。その熟語は聞いた事がありませんでしたが、漢字で書いてあれば直ぐに意味が分かったと思います。
漢字の良さは、音で分からなくても見れば意味を想像出来て、何となくでも伝わるところです。日本語には同音異義語がたくさんあるので、音で聞いた言葉も頭の中で漢字に変換して理解する、と聞いたことがあります。
しかし、せっかく文字で書いているのに平仮名になっていると言いたい事がはっきり伝わりません。難しくて読みにくい言葉ならルビを振れば解決すると思いますが、どうでしょうか。
小説などで熟語が平仮名だった場合、どういう漢字かと考えてしまい内容に集中出来ません。例えば「じょうたい」なら、状態、上体、常態、情態……など。話に集中したいので正しい漢字を使ってほしいです。基本的に感想で言うことは無いですが……。
現在は小説を読んでいる時に分からない単語があっても、パソコンやスマホで検索できるのでスムーズに読めます。ですから、難しい言葉を使っていただいても構いません。それが作品のアクセントになったり雰囲気を作ったりしていて、物語の深みが増すと思います。
今後も気になる誤用があれば追記したいです。




