タイトルについて
【重要度】
作品の内容 > あらすじ >> タグ >>> タイトル(※) > 注釈
=======================================
※ 『タイトルで作品の内容をストレートに伝えている作品』は、「あらすじ」と同じ重要度です。このようなタイトルが成功するかは分かりません。興味を惹くタイトルでなければ、あらすじを読むことは無いです。普通のタイトルなら、あらすじを読んで興味があるかを判断します。
ストレートなタイトルで大事だと思うことは、【作品の特徴を掴んだ印象に残る「単語選び」or「言い回し」】です。過激な単語や表現は、全年齢対象の「小説家になろう」ではしないでください。規制が厳しくなったようなので、R18で投稿した方が良いですよ。
読点を3、4個も使った長~いタイトルがありましたが、それだけで読む気が無くなりました。ストレートなタイトルでそこまで長くなると、「要約が出来ない人なのかな」と思ってしまいます。「あらすじも長いんだろう」と感じさせる第一印象です。
そもそも、タイトルに読点を使う必要があるほど長くなること自体、私には考えられません。読点を使うくらいなら「タイトル~サブタイトル~」にした方が分かりやすいと思います。
人が一瞬で識別出来る文字数は9~13字のようですし、あるブログでは15字以上あると「長文タイトル」に分類されていました。一番良いと思うのは、10字以下のタイトルです。
※追記
2019年5月30日14時頃から「小説家になろう」「小説を読もう!」のインデックスページがリニューアルされました。【これによりトップページに表示される作品のタイトルは短縮されています。スマートフォンから見る月間ランキングのタイトルは大体35字、新着更新された作品は23字まで表示されます。PCから見る月間ランキングは40字、新着更新された作品は17字までのようです。──18字より長いタイトルは17字しか出ませんが、18字までなら全部見えるようになっています。半角・全角は関係無く1字なので、数字は全角を使って欲しいです。タイトルの半角スペースは出来るだけ入れないようにしたほうが良いと思います。】
最近はトップページから作品を探すことが無かったので、私は使いやすさの詳細な比較が出来ません。しかしリニューアル後はとても見やすくなっていて、以前より目に留まる作品の数が増えたと思います。これは文字数が制限された為に、情報量が減り理解しやすくなった結果ではないでしょうか。気になる作品があれば、作品に飛ぶか「もっと見る」で確認すれば良いでしょう。
今までは総合の年間ランキングしか出ていなかったですが、全ジャンルの月間トップ10が見られるようになりましたので、利用者にとっては良い事だと思います。
──皆さん思うことは様々なので、良いところ・悪いところは運営に伝えた方が良いですよ。リニューアルされてここが使い難くなった、と言う人が多ければその場所を修正しようと動くでしょうから。それと同時に使いやすい所も伝えましょう。あなたの使いやすかった所が修正され、後になって前の方が良かったと言っても遅いです。今回のリニューアルでも前の方が良かった、と言っている人がいるらしいです。
私は基本的にトップページを見ていなかったので、見え難いページだと無意識に判断していたのかもしれません。ですから、トップページが変わっても私に不満は無いです。なろうカラーの青色が全面に出ていて良いと思います。
=======================================
話を戻します。
ここからは「ストレートに伝えているタイトル」を含め、全ての作品に関係すると思います。
『言葉には意味の他に、リズム(拍子)があります。人間の耳に心地よく響く言葉のリズムが、五・七・五の定型なのです。』
引用:日本俳句研究会(https://jphaiku.jp/how/575.html)
運動会の応援や宴会の締めに「三三七拍子」や「一本締め」、または「三本締め」をしたこともあると思います。また、童謡の「さくらさくら」は全て3・5・7のリズムです。これは、多くの名曲にも当てはまる所があります。(歌詞転載に関して──https://syosetu.com/site/song/──がありますので、詳細は省きます。)
これらの事から日本人は、3・5・7のリズムが快い、と感じる人が多いのではないでしょうか。
ほとんどの作品が書籍化されている累計ランキングで、タイトルのリズムを調べてみました。
▽累計ランキング(2018/4/5)
1位 無職転生 -異世界行ったら本気だす-
→7・8・5
2位 ありふれた職業で世界最強
→5・5・7
3位 デスマーチからはじまる異世界狂想曲
→7・4・4・6
4位 転生したらスライムだった件
→7・4・5
5位 謙虚、堅実をモットーに生きております!
→3・5・5・7
9位 蜘蛛ですが、なにか?
→5・3
11位 私、能力は平均値でって言ったよね!
→3・5・8・5
12位 魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~
→6・5・5・5・6
14位 盾の勇者の成り上がり
→7・5
少なくとも1か所は、3・5・7音のどれかが入っていた方が印象に残りやすいと思います。
勿論ランキングには3・5・7のリズムが無いタイトルもありましたし、絶対に必要な訳では無いので決まっている方は変えなくて良いです。愛着もあると思いますし、投稿しているなら既にファンもいるでしょう。
上記のリズム以外では、4音のリズムで出来ている作品もあります。
6位 Re:ゼロから始める異世界生活
→(?)・4・4・4・4
8位 とんでもスキルで異世界放浪メシ
→4・4・4・4・2
俳句にも、七五調になっていない「自由律俳句」や「字余り」、「字足らず」がありますから合計17音前後なら十分良いと思います。6位と8位は4音のリズムでしたが、合計して見ると17音前後です。
タイトルの長さは短歌と同じ31音以下であれば、許容範囲内だと思います。
累計ランキングの上位作品と似たタイトルの作品があり、タイトルに釣られて読む人も多いかもしれません。しかし、読む前から書籍化レベルの面白さを求める人もいると思うので、自分でハードルを上げているのではないでしょうか。オリジナルの物語に自信があるのなら構いませんが、どんなに面白くてもそのままのタイトルでの書籍化は出来ないと思います。
ぜひ、自分なりのタイトルを付けてください。
◇ 3・5・7のリズムを入れる。──これ以外の場合もリズムが出来ていれば良いのではないでしょうか。
◇ 合計17音前後、長くても31音までにまとめる。文字数は18字までに抑えれば、一番短く出るPCの人(上記)からもタイトル全部を見て貰える。──字では18字以内で音は31音までにしましょう。
◇ 短いタイトルが印象に残ったり作品を深く考えるきっかけになったりするので、タイトルは大切にしてください。
※各部分/各話のサブタイトルについて。
『三人称視点(脇役サイド)』としている作品がありました。脇役視点の葛藤が分かる文章でとても良かったのですが、『』内が矛盾しています。脇役サイド=一人称視点となっています。
三人称視点=客観的視点。実際に起こった事だけを淡々と表現する視点のため、登場人物の心情は分からないはずです。例えるならテレビドラマの視聴者目線です。ドラマは言葉や間、表情、音楽によって登場人物の気持ちも表現されていますが、本当に考えていることは分からないですよね。
間違えて「三人称」と書いていたなら、この「三人称」という文字を消して貰えれば問題はありません。分からない人が「三人称」とはこういうことなんだ、と間違って覚えてしまう可能性があるので早く修正してください。




