第二十四話未来に繋がる明日の為に
〔グォォォォォ!〕咆哮を鳴らし適当な建物を潰していくクリーチャー・・このまま行くと破滅は免れんが・・
「ふぅ、何故だかいつも俺だけ厄介事が多いな」
本当散々だ。この前の日なんか暁義が勝手にへまを起こして俺が責任を取ったり良いことがまるで無い。
「つくづく神と言う存在が嫌いになりそうだ」
と言ってるつかの間奴は再び歩き出す。あの方角は・・東京都に行くつもりか。面倒になってきたな「悪いが行かせるつもりは毛頭無い」
俺はデカブツの前に立つ・・
〔グルルルル〕
「悪いが手加減は出来ない。あいつが来るまで時間稼ぎをさせて貰う」俺はバスターソードを身構え、戦闘体勢に入る。敵は2mの巨人・・懐に入ればいけるか?
「行くぞ、ハァァ」まずは足を狙う。此処さえ落とせば被害は少なくなるだろう。一閃を解き放つ。〔キン!〕
硬い。やはり一人の力では対抗出来ないか。
〔オォォォォ〕
クリーチャーは再び叫び出し強烈な蹴りを繰り出す。その攻撃を受け止められず派手に飛ばされる。「ぐっ」
まだか・・時間は20分経っているが・・などとボヤいている内に次の攻撃に入ろうとするクリーチャーあの攻撃は破壊光線か・・
「ちっデカくなっただけでこんなに強くなるとはな」
これで終わりか・・いや・・まだ終わってはいない!
「発動・・・稲妻の叫び<ライトニング・コール>」
剣先から一筋の稲妻が降り放ち剣全体を帯びる。俺はコイツを・・・両足に向かって横斬りする。
〔グァァァ〕
クリーチャーはそう叫ぶと跪いて動かなくなった。なんとか凌いだな。そして・・・
「遅くなっちまったな」
龍之介とか言う訳分からん奴が来たか。まぁこれで戦略が増えたということか
「・・お前の実力拝見させて頂く」
「会って早々偉そうだな篤多、分かってるよ遅れた分はきっちりと払わさせて頂くぜ」
「私のことも忘れるなよ篤多」
「天照か・・」
「ほう、両足を動かなくさせたか。やるな」
「これぐらい大したことは無い。寧ろ狙ってたぐらいだ」
「ふん、そうか。それよりもこんなデカブツを見た以上放置は出来んな。行くぞ龍之介!」
「言われなくてもやるさ!」
巨大クリーチャーに立ち向かう二人・・それにしても、天照は随分と性格が変わったな。まるで何かが剥がれ落ちたような感じだ。龍之介はもしかしたら凄い奴かも知れない・・俺は二人の立ち向かっている姿を見てそう思った。
ーーーーーーーーー「やっぱりデカブツだけあってかなり硬いな!全然攻撃が効かねぇ」
「ならば、串刺しにしてやる!行け俺の剣達よ!」
すると空から無数の剣が空間から出てきた。
「これで終わりだ!」 剣が一斉に天照の合図と同時にクリーチャーに放たれる。
いけるか?
〔キィン〕
だがその攻撃を喰らっても全然怯まない「何であんなに刺されてんのに、顔色一つ変えねぇんだよ!」
「知るか!そんなもん!白蘭から教わった技でも効かないとはコイツかなりの手練れだぞ!」
「え?今の技白蘭の奴なの?凄いな」
「俺のは大したことはない。白蘭は本気を出せば百万本空間から出すことが出来る」
白蘭もヤバすぎだろ!
「それより龍之介、この状況をどうにか出来る方法一つぐらい考えているか?」実は何も考えていないんだよな~。あっ、そうだ!
「当たって砕けろ精神で行くぞ!」
「それ駄目な奴だろ・・」 う~、確かにな。けど!
「俺にはこのペンがある!何か時間稼ぎは出来るはずだ」
「期待してるぞ、」とか言っている内に巨大クリーチャーが足の治療も終わったのかこちらに向かってくる
「うげ!アイツ再生するのかよ!」
「私が取りあえず時間稼ぎをする!その間に何か考えろ!」そう言って天照はまた巨大クリーチャーに突っ込んで行った〈サテ、ドウシマスカ?リュウノスケ〉「今の俺に出来ることを全力でやるだけだ!」
出来るか俺に?いややるしかない。何せ地球の運命と新作ゲームがかかってるしな!俺は精神を統一する。ペンを数日使いこなした今なら作れるはずだ宝具を。[銃]とは書かず[根絶の銃]と書く。もしかしたらいけるかも・・・
「やっぱり出来たか」
〈ヨウヤクヒキダセマシタネ、ペンノホントウノチカラヲ〉当初から俺の創造力で生まれているのではないかと思っていた。そしてやっと今確信した。このペンは俺の創造力から生まれるのだと。そして出来上がった銃は周りが白色に覆われていて形状はベレッタタイプだが・・威力はどうなのだろうか。手を握るとかなり重い感触があった。後は撃ってみないとわからんな。
「いくぜ!」
足を狙ってみることにする。さっきは再生したけど・・いけるか?
〔バーーーン!〕
もの凄い音と共に一発の弾が巨大クリーチャーの右足に見事ヒットする。
〔グェェェェ〕
叫び声と共に道路に跪く。どうやら弾は右足を貫通したみたいだ。
「ハハハ、流石だな龍之介!やっぱりお前は面白い奴だ!」
〈モノスゴイイリョクデスネ、カンドウシマシタ〉
「誉めても何も出ないぜ!さてもう一発・・」
と意気込み次の弾を撃とうとしたが銃その物が砂の様に一瞬にして消えた。
「またか・・」
〈ドウヤラ、マダマダペンノチカラヲシンニツカイコナセテハイナイミタイデスネ〉
聖剣と同様か。俺が強力な武器を生み出そうがやはり一発が限界なんだな。でも今のままで戦えばいずれ使いこなせる日が来るかもしれない「後は任せろ!」
天照はそう意気込むと空間から金色の槍を手に取り巨大クリーチャーの右目に刺した。 〔グェェェェ!〕
えげつない奴だ・・「待たせたな。龍之介君」
「随分と遅かったですね」
「実は君を少し遠目で観察していた。」
「でっ?結果は?」
「かなり満足している。我々の仲間と同等の力を持っていることが分かったよ」誉められているのか俺?
「君は少々過小評価をし過ぎだ。もっと自信を持った方が良い」
俺の心読み過ぎだろ・・
「さて、遅れた分はきっちり返さないと申し訳がたたんな、いざ参る!」
白蘭の号令の下、数百万の剣が巨大クリーチャーを捉える。「すげぇ」
「私の全力見せてやろう。行け剣よ!」そして一気に剣が巨大クリーチャーに突き刺していく。その光景は圧巻だった。「チェックメイトは君に譲る、龍之介君いや・・・天照君」
「あぁ、任された!」
俺はペンで[聖剣]と書き聖剣を召還そのまま巨大クリーチャーに向かってなぎ払う。これで終わりだ!
「てやーーーー!」
〔グォォォォォォォォォォォォ〕
今まで聞いたことない声が俺の耳元で聞こえた。そして光に包まれ巨大クリーチャーは
消滅した
「敵には回したくないな。絶対に・・」白蘭はそう呟いた。そして
「白蘭様聞こえますか?」
「あぁ、どうした?」
「全国のクリーチャーが消滅しつつあります。残り僅かです」 「よし、残りのクリーチャーを完全破壊!後もう少しで作戦完了だと全員に通達しろ!」
「はい、分かりました。私の方は儀式を開始します」
「あぁ、頼んだ」
〔ピッ〕
「後少しだ・・天照・いけるか?」
「私は余裕です。ただ彼は・・」
「そうだな、彼は一度私が神界に連れて行く。お前は引き続き頼んだぞ」
「分かりました」
「それにしてもお前・・・」
「何でしょうか?」
「丸くなったな」
「良くも悪くも龍之介の影響だと思います。今は感謝していますよ」
「そうか、篤多お前もいけるか?」
「えぇ、何とか動けます」
「では、篤多はここの残りのクリーチャーを撃破、天照は中国地方の残りのクリーチャーを撃破しろ」
「しかし今から行くと時間がかかるのですが・・・」
「なら、俺に任せろ」
「龍之介君、大丈夫なのか?」
「もう戦う力は残ってはいませんが、サポートする力はありますよ」
俺は[扉]と書いてどこにでもある扉を出現させた。そしてコンビニから買ってきた小さな紙に徳島県徳島市と書きトドメにテープを紙にくっつけ扉に貼った。
「取りあえず適当に場所は書いといた、開けたら着くはずだから宜しく」 〔ガチャ〕
「・・・信じられんな。流石龍之介、恐ろしい奴だ」
「ふっ、後は頼ん・・だぜ」
そう言って俺は眼を閉じた。ぶっちゃけもう体力の限界。
「眠ってしまったか。では白蘭殿私は行きます」
「あぁ、最後の勤め果たしてこい!」
「了解」
PM20:00
巨大クリーチャー撃破、そして・・




