第二十二話処分
「・・・・・・」
天照は黙っていた。やはりこうなることを知っていたのか?「私達が人間界の救済を未だにしなかった理由お前なら分かるだろ?」
「私の行いを見ていたのですね?上から・・」
すると白蘭はニコニコしながら
「そう、君の悪行を私はずっと監視していたのだよ。あまつさえ君は人間に干渉した。獄寺龍之介という平民とね」
平民呼ばわりは若干むかつくな。
「本来なら神と人間は相沿わない関係で無ければならない、だが天照お前はその法を破った。よって処罰を言い渡す!」息づきをすること無く次の言葉を饒舌に言い放った。
「天照、お前の存在を永久消滅!以上」
「・・・・ふっ私の考えていた通りになってしまったな」
「・・良いのかよお前はこれで・・」
「いずれにせよこういう結果になるのは必然だったのだ受け入れしかあるまい」さも天照は快く受け入れていた。何でだよお前・・分かってるのか?自分の存在が消えて無くなるんだぞ?
「そして獄寺龍之介くん」
えっ俺?何か悪いことしたのか?まさか天照と同罪なのか?「君には天照の名を継ぎこの神界に住んでもらう。以上だ」 おいおい嘘だろ。俺が神?いやいや可笑しいよねそれ?
「俺が神とか馴れっこないですよ」
「馴れる馴れないの話では無い。君がこうして神界に関わっている以上、こういう措置が必要なのだそれとも今ここで天照と同様存在を抹消されたいのか?」
コイツ本気の眼をしてやがる。俺がもし首を縦に振れば間違いなく存在を抹消されるだろう・・別に俺は良いんだ神になったってけど天照が消されるのは我慢ならねぇ。だから俺は自分の知恵をフルに絞ってこう言った。「分かった。その天照の名を受け継ぐ話受け入れてやる。けど一つだけ条件がある」
「条件か。面白い聞いてやろう」
「天照を獄寺龍之介の名に受け継がせろそれが条件だ」
俺が天照の名を継ぐんだ。だったら天照だって俺龍之介の名を継げば万事解決するではないか。すると白蘭は驚いた顔をしていた。俺何か変なこと言ったか?
「アハハハ、面白い実に最高だ!そういうことか!確かにそれならフェアかもしれないな!」
「じゃあ、俺の提案を・・・・」
「受け入れよう。良かったな天照、その男に感謝しておけよ」
「すまないな。龍之介お前に感謝する」
「良いって良いって、じゃあそろそろ俺の本題に移らせてはくれないか?」
「分かっている。処罰の件は人間界救済後とする!まずは人間界の現状を説明しよう。穂緒璃!」
すると辺りが真っ暗になり中心に日本の地図が写し出された「現状日本は今、近畿地方を始め、東北地方・関東地方・中部地方・中国地方・四国地方と多くの地方に乱れを確認しました。大変危険な状態です」
「つまり合計六地方あると言うことだな?」
「その通りです」
「なら・・・・東北は玄慈殿、関東は暁義殿、中部は篤多殿、近畿は龍之介殿、中国は私、最後に四国は・・お前に任せる天照」
「私がやるのですか?」
「そうだ、それがお前の最後の仕事だ。拒否権はない」
「承知しております」
「では、決まりだ!最後の最後に大仕事を君に任せる穂緒璃・・・・」
「はい・・・・」
「君にこの現地点で存在する人間界全ての人間の名簿を渡して置く。コイツを供物とし、5/10の記憶を全て空白にさせろ但し例外として龍之介の記憶は消去するな。わかったか?」
「はい、承知しました」
ふむふむ、って納得している場合じゃねぇな。
「いくら何でもそんな凄い術神でも出来る訳が」
「確かに殆どの神界の人間はその術を持ってはいない。但し穂緒璃殿は違う、彼女は人の精神・記憶などを改竄、消去を行うことが出来る唯一の能力者だ」
穂緒璃さんヤバ過ぎだろ。ほぼ無敵じゃん。
「さて、下らない事を言っている暇があったら急がないと、人間界が終末を迎えてしまうぞ?」
一々腹立たせるのが上手だなコイツは・・
「分かってるさ。俺はもう行かせてもらう、行こうぜ天照」
「あぁ、さっさと終わらせるぞ」
俺達二人は早々に部屋を出た。あいつらも後からやって来るだろう。
「若い子は元気で宜しいですな~」
「玄慈殿もまだまだこれからですよ」
「そうじゃのう、では私も参るか、久々じゃのう日本は」
玄慈は部屋を後にした。
「やる気1000%キターーー!」
「むさ苦しい奴だ」
「そう言うなよ篤多!こういうのもはモチベーションが肝心なんだぜ!」
「そうか・・・・」暁義・篤多両名とも部屋を後にする。
「さて、遊びの時間だ。精々楽しませてくれよ怪物君」 PM17:00
六護将並びに龍之介、人間界の救済に向かう。




