第三話 鎌
短いです
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ぽつぽつと雨が降っている。
街は色とりどりの傘を持った人々で溢れかえっている。
雨の音は嫌いだった。
傘だらけの人混みの中に1人、傘をさしていない人がいた。
その人は私をまっすぐに見てにやりと笑うと、私のいるマンションに入ってきた。
まさか。
私は怖くなり鍵を二重にかけてチェーンもかけ、一番奥の部屋で毛布を被った。
怖い。
やばい。
あいつだ。
まさかとは思ったけどここにいるなんて。
背後で鍵が開く音がした。
ここは5階。窓から飛び降りたら確実に死んでしまう。
大丈夫、チェーンがある。
ガン、ガン、という激しい音が聞こえる。
どうしよう。
軽はずみであんなことをしてしまったから。
やばい。
ガチャンと何かが壊れる音がした。
「…っ‼︎」
まずい。
ズルズルという引きずる音が聞こえる。
振り返ろうか。
いや、振り返ったらどうなるだろうか。顔を見られたらやばい。
呼吸が荒くなるのがわかる。
「んふっ」
不気味な笑い声が背後から聞こえた。
私は毛布の中でガタガタと震えていた。
歯が震えてガチガチと音をならしている。
「君があたしにイタズラしちゃったおバカな娘だね?ふふっ♪ふふふふっ♪」
に、逃げなきゃ。
逃げたい。でも逃げれない。
やばい。殺される。
死にたくない。
死ぬ?
やだ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
まだ死にたくない。
「死んじゃえよ。君なんか♪」
そういうと私の頭を彼女は鎌で切り落とした。
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頭(・・;)




