叶え方のおかしな七夕の神
七夕の話です
叶え方のおかしい七夕の神
「あのさ夏海、今度の七夕祭り一緒に行こうよ!!」
「当然行きますよ遥香」
この二人にはこの七夕祭りで毎年失敗してあることがある。
それは──告白である!!──
双方告白しようとしては恥ずかしがりやめるという……もうとっとと付き合えって話なんだよ!!
聞かれていないが名乗っておこう、私は田山茉希この二人の親友の幽霊だ!!
おーっと、甘い空気が壊れるからとっととどっか行けとのヤジが飛んできたぞ
「嫌だね、ベーっだ」
親友が付き合ったらどっかいってやる
二人の幸せを見届けるまで成仏出来るかぁぁぁぁ!!
あれ、遥香が一人でどこかへ移動しているぞついて行ってみよう
ここは誰もいない屋上のようだ一人で何のようなのか気になるぞ
「……あのさもう見て見ぬふりはやめたんだけどさ」
おーっと独り言だ、演劇部の練習かぁ!?
「そんなわけあるか!!」
あれ、もしかしてこっちの声聞こえてない!? いやいやそんなわけないでしょ
何何可能性はゼロじゃないと、これは面白くなって……
「きてないわよ!! そもそも茉希が毎年毎年じーっと見てくるから余計恥ずかしいんじゃない!! 私だって見えないふりするの大変なんだから!!」
突然のカミングアウトだぁ!! ちょっと待って見えないふりされてたの?
「ということはその、私が色々やってたのも見えてたわけ?」
「そう言ってるでしょ」
「えっ、じゃあ弟くんが彼女さんとお楽しみしてるのを覗いたのも……」
「…………えっ? 隆史彼女いたの……しかも、うん? えっ、連れ込んだって冗談だよね」
「遥香が夏海とデートしてる最中に家に連れ込んでたよ」
「でっ、デートじゃないわよまだ」
「というかさ私と話す暇あったら夏海のところ行ったら」
「夏海なら扉の前にいるから行かなくても大丈夫」
「質問、毎年二人揃って恥ずかしがって言えてないのはどうしてなんですか〜!!」
「そういうのいいから、いつも通りにしてよ」
「ごめん。ただ気になっただけなんだ、私としてはやっぱり二人の幸せを見届けてから成仏したからわけだからさ」
「そう言ってくれるのは嬉しい。だから今度こそ夏海に伝えるから……見ていてほしい」
「応援してるから、ファイト遥香」
私は遥香と夏海が七夕祭りに行っているのについていった。
私がいることで恥ずかしがって言えてないってのは悪いかなぁってなったから短冊を見ているわけですよ
『恋人がほしい』
『ピーマンが食べれるようになりたい』
『かじやくんとけっこんさせて』
『来年も茉希に会えますように 追記毎年の願いが叶いましたありがとうございます』
『茉希ちゃんと毎日会えますように また話せますように』
これって二人のだよね……なんか照れるなこういうの
私も書いておこうっと
「ぎゃあぁぁあ、短冊が一人でに動いてる!?」
「ポルターガイストってやつか、動画撮っておこう」
私は当然『親友の二人が幸せになれますように』これだね。
こういうのって生きてた時を思い出すなぁ
ホワホワホワン
回想
「今日は七夕だ。七夕の奇跡みたいなのがあったらいいなぁ…………分かってる本当はそんなのないって。夏海は遥香のことが好きなんだから、私は諦めないと……だからせめて、短冊には『三人でずっと一緒に楽しく過ごせますように』っと。こんなことしか出来ないや」
「嬢ちゃん、危ねえ!! 今すぐ避けろ。車が来てんだよ!!」
「……え?」
ドン!!
シュシュシュシュ
違う違うこれじゃない
強制回想終了
えーっとどれだっけ、こっちだこっち
回想
「私ママからお小遣い貰ったんだぁ、何食べたい?」
「私も貰ってるから、私が買うよ」
「いえいえ、そこは私が……」
「それならみんなで一緒に出そうよ」
「「うん(はい)」」
「これからもみんなで一緒にいようね」
回想終わり
小学生のころだったなあれ、楽しかった
さてさてお二人さんの様子はどうなったかなっと
私が目を離したすきに二人はトラックの下でミンチになっていた。
『茉希ちゃんに会いたいって願いがあったから叶えといたよ』
二人はそういう意味で言ってないし私は二人が死ぬなんてそんなの望んでない。
『えー、だって茉希ちゃんも三人でずっと一緒に過ごしたいって言ってたからこの方法が一番だと思ったんだけどなあ……ごめんちゃい(๑>◡<๑)』
そんな顔して許すわけないでしょ、というかその短冊生きてた時だから五年前なんだけど……叶えるなら私を殺さなければ叶ってたよ
『だって茉希ちゃんを間違って殺しちゃったんだもん叶えるならこうするしかないでしょ〜、無理なら転生させてたげるよ』
そういう問題じゃない
『もう埒開かないから、転生させたげる。安心してちゃんと二人は付き合ったからこれからは三人一緒だよ、良かったね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪』
ちょまっ!?
光と共に意識を失った私が次に意識を取り戻すと姿が全く変わっていない二人がいた。
「…………まじでやりやがったぞあの神ぃぃぃぃぃぃぃ!!」
おしまい
「終わらせるかぁぁ!!」
『じゃあ完で』
「ダメに決まってるでしょうが!!」
『だって変なのしか浮かばなかっだから仕方ないじゃん』
「だとしてももっと良い結末あったでしょ、なんであの二人も殺した!!」
『それしか思いつかなかったんだ!!』
「サボるな神だろ!!」
『神だって色々あるんだ、それに七夕は今日しかないんだ』
「なら明日遅れましたって言えばいいだろう」
『だったらいつか書くから、そろそろ終わらせてよ』
「二人を良い結末にしろよ絶対にそれとメタイこと言うな!!」
『分かったよ約束する』
おしまい
見つけて読んでいただきありがとうございます!!
七夕の話です
大事なことなのでもう一度いいます、これは七夕の話です




