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そしてまた、君と桜の花を

白砂の海と蒼い月との境界線

作者: 日浦海里

君に会いに行ったあの夏

白い砂上で会ったあの夏

君に向けて伸ばしたその手に 君は笑顔で指を絡めて

必ず帰ってくるからと 涙を浮かべてそう告げた


抜けるように青い空を

裂いたような白い雲が

水平線の果てを超えて

地平線の崖に融けて


この世界を二分していく

引いて寄せる波打ち際の境界線に立つ僕と

吹いて抜ける山並みの先の境界線の先の君


君と世界が分かたれていく

雲の沸き立つ山の頂 空と交わる稜線の先

水面に映る太陽の紅 月に昇った君はもういない

最後までお読みいただきありがとうございます

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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉の数々が綺麗で、白い雲にさかれる青い空が目に浮かび、表現が好きと思いました(人*´∀`)。*゜+
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