ジェンダージェンダー気にしすぎ問題
その国にはその国の歴史や成り立ち、発展の仕方がある。数字だけ見ないで本質や原因を探ってみなければ駄目だ。
日本は駄目!海外のがすごい!というのは本当に正しいのか。
最近何かと話題になるジェンダー問題。
日本はジェンダーギャップ指数で先進国の中でも大きく遅れてると野党の皆さんも騒いでました。
けどね。
気にしすぎ。
だってさ、ジェンダーギャップってある意味仕方ないことですよ?
例えば政治家の女性の数が少ない!
いやいや、女性がそもそもそんなに立候補してない!
別に男女で制限してませんよね?単純に当選してないだけでしょ?
これが男性何名女性何名と高校の定員みたいにするとどうなるか。
数は一緒でジェンダーギャップは解消されますよ。
ただし、例えば定員100名ずつだとして、男性の101番目になってしまった人が、女性の100番目の人より優秀で、得票数も上回ってるのに落ちることになるんですよ。男女逆にしてもよいです。
つまり、定数のせいで能力なくても受かる人ができたり、能力あるのに落ちる人がでてしまったりとなるわけです。
ジェンダージェンダー騒いでないで女性が努力して存在価値を認めさせればいいだけなのに、なぜそういう努力をしないで騒ぐのか、これがわからない。
だって被選挙権は平等にあるんだから、そこで女性だから冷遇されてるとか受かりにくいとかないはずですよ。
社長や役員に女性が少ない問題も同じ。
起業すれば誰だって社長ですよ?
既存の会社で役員となると、また話は違いますけど。
なぜ現状の会社で女性の役員が少ないか。
これ、単純に結婚してるからじゃないのかと思います。
なぜなら、現在の全上場企業の役員の平均年齢は59.6歳。この世代の女性って2015年で未婚率が12%くらいらしいです。つまり、ほとんどが家庭を持ってる。そして、この世代であれば専業主婦も多く、仕事をしていてもパートさんが多い世代ではないでしょうか?
ようするに、子育て終わって送り出して第2の人生始めてる世代なので、男性のように仕事一筋で役員まで登り詰めた!とはなりにくいのでは?
今の社長さんたちが若かりし頃って、約40年前、昭和後期で結婚ブームやバブル時代等も手伝って、女性がそこまで社会進出はしてなかった時代ですよね?
つまり、最近になって女性の社会進出が推奨されたところで、今の役員さんたちの年齢まで働いてる人が少ないんだから、そりゃ女性の役員が少なくたって当たり前じゃないですか?むしろこの先に実力ある女性が役員等の立場になっていくんじゃないのかと。
ちなみに、若い人中心に企業してるネット関連の会社で役員の平均年齢は35歳。こういう新規産業系ならば、それこそ女性は努力次第で役職つけそうなものですけどね。
あとはこれは男性もですが、今の人たちはそもそも出世したくないと考えてる人たちの割合が増えてるそうです。よって、若い人よりは仕事一筋のちょっと上世代が会社の中心になってる面もありそうですね。
労働所得分野においては、女性の非正規雇用者の多さのせいもあるのではないでしょうか?
正社員と違って責任も薄く、仕事も融通がききやすいかわりに賃金の低い非正規雇用者は企業も使いやすいし、働く人も自由ができた。
また、派遣法の改正でどんどん職種が解禁され、非正規で働ける場所が増えたことも関係しそうです。
失業者を救うための改正ですが、非正規雇用が増えて現代までその構造が続いてるのは間違いないですから。
あとは、危険の伴う力強仕事等の分野に女性がいないだけではないですかね?
いや、肉体的、体力的に女性じゃきつい仕事だけど賃金は高いなんて仕事は結構あります。
逆に女性が中心になりやすいオフィスの事務仕事とかだとそういう仕事に比べたら賃金は低いかもしれませんね。そういう男女でどうにもできない差などでも賃金の差はでてきてしまうものでは?
まぁ、そこに文句がある女性は男性と同じ力仕事を同じ量こなしてから文句言うべきなんですけどね。
ジェンダーギャップとは本来は男女平等の指数になるものですが、現実的に平等であることは不可能なわけです。男性にしかできないこと、女性にしかできないこと、危険度などによる賃金の違い。
海外のように男性平等を目指そう!というならば、女性も男性と同じ危険な仕事でも男性と同じ効率を出さなければならない。けど実際は無理ですよね?
女性だからキャリアが閉ざされるんだ!と叫ぶ声もありますが、それは大きな間違いです。
病気、怪我などでもない限り長期離脱のない男性と、出産、育児などで男性より仕事に穴を空けてしまう女性では、どちらも真面目に仕事してるとしても男性のほうが会社にとっては戦力になってますよね?
女性が未婚で尚且つバリバリ働いてるなら普通に出世できてると思いますし。例えばですが、同じ部署で同じ仕事をしてる男女がいたとして、育児休暇や産休をとってる女性と、毎日真面目に頑張ってる男性の給料が同じだったら、それこそ不公平ではありませんか?
休みが取れる女性と同じくらい男性が休んでいいなら話はまた別ですが、そんなことはまずないですよね?
このように、基本的には男女平等が望ましいけれど、どうしても差がでてしまう面はあるというのを忘れてはいけません。かといって平等にするために産休、育児休暇を失くすとなったらそれこそバッシングされまくるでしょう。
だらだらと書いていますが、上記の理由だけでもジェンダーギャップ指数が低いから駄目な国なんだ!とはならないと思うんですよ。
裏を返せば育児休暇や産休などは海外に比べて長いし、むしろ女性には助かる制度は充実しています。
政治部門でも、単純に政治家になりたい女性が少ないだけで、別に女性だから弾いてるわけじゃない。
女性の首相がいない問題だって、与党の総裁に女性がなってないだけで、別に禁止してるわけじゃない。
見かけだけの男女平等を盲目的に信じて、日本は遅れてる!これじゃ駄目だ!男女平等だージェンダー指数がーと騒ぐ前にやらなきゃならない問題が山ほどありそうなもんですけどね・・・
男女平等を実現させたい人はたくさんいると思う。
けれど、肉体的問題などで真の平等は絶対無理。
男性には男性しかできないこと、女性には女性しかできないことがある。
そのあたりをお互いに協力して適材適所で弱点を補いあうことこそが大切なのでは?
ちなみに、ジェンダー問題でトランスジェンダーはまた別。こっちも今問題になってますよね。
ちなみに、私は完全な男女平等は不可能だと思っております。が、男女差別していいものだとは思っていません。