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オジョサン ~おじさん!貴族女子になるわ!~  作者: にょ~ん
第1章~乳幼児期編~
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2歳~抑制と衝動~

私は2歳になり、ほぼ自由に動き回れるようになっている。

索敵もいい感じに使えるようになっている。

このまま頑張れば屋敷内程度は索敵できるようになるだろう。

最近弟が誕生したのだ。

待望の長男だ。名前はザイン。

とても可愛い。暇があればツンツンしたり話しかけたりしている。

しかしすぐに眠ってしまうため、起こさないようにと父と共に部屋から追い出されてしまうのだ。

何だろうか女子としての母性本能なのか、それとも前世で子供が持てなかったためなのか。

子供にこれほど愛おしさを感じる自分に驚いている所だ。

とぼとぼと、自室に戻ることにする。そう、祖父の書斎は卒業するのだ。

なぜかというと魔法の実験のためだ。

書斎にあった魔法基礎なる本で勉強した内容を試すためだ。

魔力操作を訓練していれば少しずつだが、魔力量がふえていくらしいく、索敵の練習はおのずと魔力操作、魔力感知の練習になるためいい感じで魔力量も大分増えたはずだ。

スキルをとってからずっと練習しているのだ。

そこで、魔法の基礎の生活魔法なるものを試してみることにする。

生活魔法:火(火種程度の火を生み出す)・水(コップ一杯程度の水を生み出す)・土(一握りの土を生み出す)・風(一定の風を生み出す)・光(わずかな光を生み出す)・闇(闇の中でもわずかに目が見えやすくなる)

手に体内の魔素を集めそれぞれのイメージをしていく。

過剰に反応が起こったようで、それぞれの物理現象が大きく反応してしまった。

最後の闇属性のところでは、昼間に使うべきではないと感じた。目がくらみしばらく目が見えない状態になったのだ。

まずったな。まだまだ魔力の操作は上手くはないようだ。


答「スキル:生活魔法が発動しました。魔素による生活魔法より強力な属性の物理現象を発現したことにより、火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、光魔法、闇魔法が発動しました。個人情報の可視化しますか」

私「YES!!!」


【お名前:ポーラ・シャルル シャルル伯爵家長女】

【年齢:2歳】

【レベル:0】

【状態:良好】


【ユニークスキル:インターネット(ヘルプ)】

【スキル:古武術、錬気功術、無の境地、魔力感知、魔力操作、索敵、生活魔法、火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、光魔法、闇魔法】

【備考:転生者】


よっしゃー!夢中になりスキル確認等をしていると、騒音に気づいたメイド達が駆けつけてきた。

魔法でめちゃくちゃになった室内の惨状をみたメイド達は絶叫とともにみな失神した。

やばい!楽しくて周りの惨状が気づかないほど夢中になっていたようだ。

そもそも室内で実験するべきではないよな・・・。

メイドの後に駆けつけてきた祖母に大目玉をくらい、何時間も説教をうけ屋内での魔法発動を禁止させられた。

ただ、直ぐに庭の一角に魔法の練習場が設置され、そこで、魔法の練習ができるようになった。

本来は行動の抑制ができるはずなのに、子供の本能とでもいうのか、思考よりもその場の衝動に引っ張られる時があるのだ。

まだ、脳が発達しきっていないためだろうか・・・子供なのだから仕方ないか。

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