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オジョサン ~おじさん!貴族女子になるわ!~  作者: にょ~ん
第1章~乳幼児期編~
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1歳~知らずの行為~

1歳の誕生日を盛大にお祝いされた。

乳児期にできることをして過ごした結果、最近は歩くことができるようになっている。

錬気功術を試したところすんなり走ったりもできるくらいに身体能力が向上したのだ。

ただ、調子にのって激しく動き回ったせいか1分もしないうちに激しい睡魔に襲われ、気を失った。

様子を見に来たメイドが、床に転がっている私を見て絶叫の後に卒倒し、

大騒ぎになったらしいのだが、気を失っていた私は知る由もなかった。

やはり気力に影響しているのかもしれない。

最悪死んでしまっていてもおかしくなかったと自己反省した。今のところ急に激しく動き回るのは封印だ。

自力歩行に少しだけ錬気功術でアシストしてみた所、ゆっくりなら、疲労感もなく近場の部屋までは歩き続けることができた。

また、会話もできるようになっているのだ。まだまだ口がうまく回らずたどたどしいのだが意思疎通を行えることに喜びを感じている。

とにかく誰かと話がしたい衝動にかられていた。話と学習ができる場所を探すことにした。

父は自身の書斎で貴族の仕事などで忙しくしている。

母親はまた赤ちゃんを身ごもったようで、祖母と一緒にリビングでゆっくり編み物をしている。

祖父は書斎でゆったり本を読んでだり、書類を書いたりしている。

ここですね。書斎で本棚と祖父をロックオン。

私は書斎の片隅を拝借し、本を片っ端から開きヘルプさんに解説させながら学習をした。

優しい祖父とも、色んな雑談をして過ごしている。


ある日、祖父の魔力を感じてみようと行動に移した。

離れた所から魔力感知をググッググググッと広げてみた魔力操作も使わないといけない。

難しい。届かない。チョット無理そうだったため祖父に触れてみてはどうだろうか。

私「御爺様お膝の上に座っても良いですか?」

祖父「お?どうしたのじゃ?もちろん良いぞ。ほれ」

と抱き上げてくれた。

祖父に抱き上げられ祖父の上に座らされる、魔力をじわっと祖父に流し、戻し。

おお!?祖父の魔力はこういう風に感じるのか。温かいな~。

なぜか膝先に移動され、頭を撫でられながら、祖父の魔力を感じていた。

ようやくその時が来た。

答「スキル:索敵が発現しました。個人情報の可視化を行いますか」

私「たのむ」


【お名前:ポーラ・シャルル シャルル伯爵家長女】

【年齢:1歳】

【レベル:0】

【状態:良好】


【ユニークスキル:インターネット(ヘルプ)】

【スキル:古武術、錬気功術、魔力感知、魔力操作、索敵】

【備考:転生者】


やった!狙い通り!触れなくてもわかるように魔力操作は練習あるのみだな。

などと喜んでいたが、祖父は気づいたのだ。


クッこやつ、こんなに膨大な魔力を流してきおって!

しかも、尻から!アソコがムズムズするわい・・・チョット膝先に移動させて・・・

顔を赤らめながらも、祖父は、この子は魔力を使えるようだと確信した。

どうしたもんかの・・・と孫の頭をなでながら思案するのだった。


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