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オジョサン ~おじさん!貴族女子になるわ!~  作者: にょ~ん
第1章~乳幼児期編~
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転生後~胎内・出産~

どのくらい時間がたったのだろう。私の意識が覚醒した。

しかし、目が見えない。耳は微かになにか音を感じるていど。身体は動かない。温かい何かの中に入れられているようだ。

はっ!!息をしていない!けど苦しくない?どういうことだ?

私はあの時たしかに倒れたはずだ。めぐる思考の中で不安でパニックになりかけたが、なんともこの状況は温かくて心地良い、何とも言えない安心感があった。

もしかしてこの状況は何かの治療中なのかもしれない・・・意識は睡魔に支配され埋没していった。

意識のある時は何十秒あるだろうか。

そんな夢うつつの中にいる状態が続いていたある日、突然変化があった。

身体全体を締め付けられ始めたのだ。

グ~ッ苦しい!ハウッ!

定期的に襲う締め付けと弛緩が長いこと続き、これはやばいとうとう死ぬのかもしれない。

と思ったとき、締め付けから急に解放された。

しかし、今まで感じたことのない肌への刺激が地獄に放り出されたと感じた。

天国から地獄に出てきたかのように感じる焼けるような全身への刺激!

脳内が電気信号で溢れた。(ピリビリピリビリピリビリ)

「おぎゃーおぎゃーおぎゃー」(痛え~痛え~痛え~)と叫ぶ。

沢山の情報(刺激)が急に襲ってきたためか、脳内はパニック。(何だ!何だ!何だ!?)

思考で抗えない恐怖感に襲われていた。

急に温かいお風呂?に入ってる感覚になり、ふわ~っと痛みが治まってくる。

刺激がなくなってくると、疲労感と、何かに包まれた安堵感に、意識がなくなった。


どのくらい意識を失っていたのかわからない。

口に何かを押し付けられている感覚で目を覚ます。

身体は痺れているのか動かせないし、目も見えない。音は微かに聞こえる状態だ。

クソッ俺は植物状態なのか。薬で動けない状態にでもされているのか。どうなってるんだ。

抗うことのできない状態のまま、程よい弾力の肉の固まり?が口の中に押し入れられた。

グモモモ・・・なんだなんだ!?

これはまさか!

全身の自由がないことを良いことに、口という口で奉仕させられる地獄が始まったのか。

クソっ・・・なぜこのような状況に・・・

クソッ!噛み切ってやる!ギュッ!クソ噛み切れないギュッギュッ!クソっこのまま犯されてやるものか!

ギュッギュ~~~、ピュッピュ~~~!勢いよく生温かい液体が喉の奥に流れてくる。

ムグッ!ガハッ!クソ!ヤバイ喉に流れ込んでくる!・・・ウグッゴク・・・クソヤメロ!

ギュッギュと強く噛みつく・・・ビュ~ビュ~!ウグッゴクゴク・・・美味い?あんな物を飲み込まされて美味いなどと!

ウグッウグッゴクゴク・・・待てよ!こんなに出るわけないだろう!

・・・ん?・・・ぬ?・・・え!?もしかして・・・おれ、赤ん坊か?ゴクゴクゴク・・・

男に侵される妄想なんて・・・顔が赤くなった気がした。

どういうことなんだ?

満腹感と強烈な睡魔に襲われながら、誰か教えてくれ!!!と叫びながら意識を落としていった。


・・・【スキル:インターネット自動ヘルプモードを開始します。次回覚醒時よりオンライン画面起動。】

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