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神と悪魔

作者: N(えぬ)

男が二人、酒場で話していた。


まだ酔っていない男が言う。


「神と悪魔の大きな違いはどこだろうな?」


少し酔っている男が言う。


「ああ。悪魔は向こうからいろいろ話しかけてくるが、神はこちらから何を言っても返事もしてくれないことだ」


まだ酔っていない男がそう聞いて頷き、また質問する。


「似たところは?」


かなり酔ってきた男が言う。


「悪魔は自分の楽しみで人に困難を与えるが、神は「戒め」と言い換えて同じ困難を与えてくださるのだ」


それを聞いて、酔っていなかった男が言う。


「そうか……実は、きのう、神の声を聞いたんだ」


「なるほど、それについての俺の見解だが。本当になにか言っているのが聞こえたのなら、それは悪魔のささやきだ。そうじゃないと思うなら、風の音だと理解すべきだ。……おまえも相当、酔ってきたようだぞ」

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