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ありがとう  作者: 允君
3/3

3・仲直り

家に帰ったらやはりお父さんは怖い顔で僕を睨み

「ここに正座しろ」と言った

従うまま僕は座る

「トイレでのやりとり一部始終見させてもらった」

「・・・」

「お父さんは情けなくなったよ」とため息を吐く

「しょうがなかったんだよ」

「なにがしょうがなかったんだ?」

「だって相手3人で強いし反抗したら何されるかわからないし。もちろん一緒にいじめるつもりはなかったけど」

「相手が怖いから、仕返しされるのが怖いから逃げたのか?」と聞かれ

和哉はうなずく

「あのな和哉直接いじめてなくてもみて見ぬふりも立派ないじめなんだぞ!」

「・・・」

「逆の立場でおまえがいじめにあっていじめられていた子がおまえでああいう風にされたらおまえ嫌だろ?悲しいだろ?それが大親友な人だったら裏切られた気持ちだろ?そんな事考えたことあるか?いじめられてた子も絶対そう思っているぞ!おまえこんなことしてたら友達なくなるぞ」

和哉は泣く

そこにいた兄悠太が口を開いた

「和哉、実は俺、和哉と同じくらいの時にいじめられていた子が自殺してしまったんだ」

「?」

「そいつ俺の、中学に入って初めての友達だったんだよ。あいついじめられてた事知らなくてよー、親にも言えなかったんだろうなー、あいつが死ぬ前の日あいつから電話きてよーその時面倒くさくってよー相談あるっつってもごめん用事あるからって聞かないで切っちゃったんだ。そしたら翌日遺書書いて飛び降り自殺したんだ。死ぬ直前さよならとメールきて」

涙ぐむ悠太

「今思えば俺が最後の助けだったんだよ。俺はあいつを救うことができなかった。半分俺が殺したようなもんだ。」

号泣する悠太

「・・・わかった。もういい」お父さんは悠太の肩を叩きながら言う

「悠太の言っている意味分かるか?一つ間違えれば命がなくなるんだぞ。悠太は・・・悠太は・・・」

「お父さんごめんなさい。明日剛に謝る。そして一緒に不良に立ち向かう。そして・・・」泣きながら言う

翌日和哉は昨日のこと剛に謝った

そして不良組とも立ち向かった

それを見た和美は

「勇気あるじゃん。見直したよ」と和哉に言った

和哉は照れた

その後先生にも立ち向かいに行こうとしたとき

「ちょっと待てや」の声と同時に不良組が和哉を取り囲んだ・・・

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